◆1日目◆
成田からキトへ
 
◆2日目◆
キト観光
 
◆3日目◆
GE2乗船
サンクリストバル島
 
◆4日目◆
バルトロメ島
サンチャゴ島
 
◆5日目◆
フェルナンディナ島
イザベラ島
 
◆6日目◆
ノースセイモア島
サンタクルス島
 
◆7日目◆
サンクリストバル島
 
◆8日目◆
グアヤキル観光
 
◆9日目〜10日目◆
成田へ

 ハイランド観光

 
サンタクルス島の港
13:00過ぎに食事を終え、部屋に戻って一息ついた。午後の予定はサンタクルス島のハイランド観光。14:30に集合予定だ。
ハイランドは国立公園になっていて、ゾウガメが見られるとのこと。楽しみだ。
「ガラパゴスといえばゾウガメ!」と言うぐらい有名だが、このゾウガメ、今では大変数が減っている。ゾウガメはエサを食べなくても長期間生きていけるので、海賊や捕鯨船の食料として16〜19世紀に乱獲されたのだ。ここで捕らえたカメを船倉に入れておき、長い航海の間の貴重な保存食として食べたそうだ…。
私達が行ったサンチャゴ島にも生息しているらしいが、その数わずか500〜700匹。広い島にこの数では、とても見ることはできない。
 
フラガタチームでの
最後のツアーになる。
しかし、ハイランドでは国が手厚く保護しているので、ほぼ確実に見ることができるらしい。この保護はチャールズダーウィン研究所が中心になって行われている。ぜひこの研究所も見たかったのだが、今回のツアーでは行けなかった。ちょっぴり残念だ。
 
メインラウンジで出発を待つ。フラガタのメンバー達が集まって色々話をしている。我が家は時間つぶしに、手遊びをしていた。みんなで両手を出し、「せーの」の合図で親指をたて、その数を当てるゲームだ。
メキシコから来た家族の息子が興味を持ってやり方を聞いてきた。ゲームをしながら説明。残りの親指が4本しかないのに、息子が「5!」と言った。むちゃくちゃ外人にウケた(笑)
 
ディンギーでサンタクルスに上陸。港でバスに乗り換える。バス会社の名前は「TRANS GALAPAGOS」だった。なんかいい名前だ♪
  

ハイランドへ

 

延々と田舎道をハイランドへ向かう。途中民家があるところもあった。子供たちが出てきて、バスを見ている。とても可愛らしい。
今まで荒涼とした景色を見てきたが、ここは木々が茂っている。久々に見る森がとても新鮮に感じられる。
途中小雨が降りだす。これまた久々の雨だ。他の島と全く違う高地の気候なのだ。わずかな標高の違いで、植生や気候がここまで変わることに驚く。
 
30分ほど走ると、時々カメが見られるようになった。おおきい〜〜!巨大なお椀を伏せたような黒々とした甲羅があちこちに見える。おおー、ホントここは沢山いるのね♪
しばらく行くと、突然バスが止まった。あれれ、もうついたの??一本道に数台のバスが停まって、まるで渋滞しているようだ。エンリケが慌てて降りる。どうやら道の真ん中にカメがいて、通ることができないらしい。
うーん、あんなに大きなカメ、まさか持って動かす訳にも行かないし、どうするんだろう??待つしかないのかな。
 
ヒマなので、家族で雑談をしていると、そばでメキシコの家族がさっき教えた手遊びをしていた。ふふふ、メキシコにこの遊びが伝わったわ♪
しばらくするとエンリケが戻ってきた。カメがいてもバスから出ずにそっとしておけばいずれ動くのに、前のバスのガイドがお客さんを全員降ろしちゃったせいで、ビックリしたカメが動かなくなってしまったとのこと。ブツブツ怒っていた。それでも何とか移動したので、大きなバスを無理やり路肩にくい込ませて、前に進むことになった。
ガイドさんは大変だが、こういうアクシデントもガラパゴスらしくてちょっと楽しい。さらにしばらく走り、やっと国立公園入口まで到着した。ここでバスを降り、歩いてカメを探す。  

カメを探して

薮の間に作られた小さな道を奥へ進む。雨のせいでぬかるんでいるし、草が多いので結構歩きづらい。でも、なんか子供のころにカブトムシを探しに森に入った時みたい♪ジャングル探検のようで面白い。
良く見ると、あちこちに沢山カメのフンが落ちている。あの大きさのカメのフンだ。かなり立派なものだ(汚くてごめんなさい)
ちょっと踏む勇気は出ないので、下を見つつ前に進む。 
 
しばらく行くと、草むらに赤い実がなっていた。なんとトマトだと言う。実はトマトって、ペルーやエクアドルが原産地らしい。ミニトマトそっくりだ。
エンリケが食べてもいいというので、さっそくいただく。味もミニトマトだ。野生の物だけど、甘くて普通に美味しい。こんな所でトマトの原種を食べることになるとはビックリだ。
 
薮の中に生えていた。 美味しかった。
 

カメ発見!

 
お約束のカメと記念撮影
しばらく歩くと道の両脇に何匹もカメを見つけることができた。保護されているとはいえ、これほどいるとは思わなかった。
歩道の脇にもいた。すぐそばまで近づいてみる。すると、「ブシュー!ブシュー!」とすごい呼吸音だ。ひぃ〜〜、まさかこんな音がするとは。しかしこの音、何かに似ている。。。
みんな同時に思いついた。「ダースベイダー!!!」
そう、あのスターウォーズに出てくるベイダーにそっくりなのだ。後からこの呼吸音がしたら、絶対「ベイダーが来た!」と思う位似ているよ〜。
 
貫禄十分。 でも臆病。
 
30分ほど歩いて沼地のような所へ着く。ここはカメが水浴をしに来る所だそうだ。岸に一匹のゾウガメがいる。うおー、今まで見た中で一番大きい。みんな一斉に撮影だ。エンリケが「写真だと大きさが分からないから…」と比較のために携帯電話を立ててくれた。しかし、エンリケの携帯はかなり大きい(笑)日本向けにはあまり比較にならないが、とにかくとても大きかったのだ。 
 
話がそれるが、夫の持っている携帯は505iだ。4世代ぐらい前の携帯で写真機能もたいした事ない。でもこれが行く先々で大人気だった。何度もいろいろな人に、携帯を見せてくれと頼まれた。写真が撮れることにものすごく驚いたようだ。ニューヨーク在住の人も、携帯は日本が一番進んでいると言っていた。海外で日本の製品の評判がいいと、とっても嬉しい♪(^-^)
 
後ろ向きなのが残念だが
この日一番の巨大ゾウカメ
みんなでカメ見学
  

 ガラパゴスゾウガメ動画
圧縮したので聞き取りにくいが、エンリケが「こんな大きいなんて帰国して写真を見せても友達に信じてもらえないだろうから」と言いながら携帯を横に置いてくれている(笑)
 
※写真をクリックするとメディアプレイヤーが開きます。(756KB)
音声つき。ご注意ください。
※正常に再生されない場合は写真を右クリックして保存してからご覧ください。
  

ラバトンネル


ゾウガメ見学を終えた後、溶岩トンネル(ラバトンネル)へ向かう。わが家の大好きな洞窟探検だ。しかしバスの前の方で、なにやら騒ぎが起こっている。どうやらラバトンネルに入ることができないと言っているようだ「懐中電灯がないから入れない」とのこと。えーなんで!?昨日のブリーフィングでは、中は電灯があると言っていたのに?懐中電灯持ってくるのを忘れたの??
うーん、残念。ガッカリだったが、入口まで行ってみることになった。シダが生い茂る森の中を進み溶岩洞窟へ。入口からの光が差し込むあたりまでは何とか足元が見えるが、奥へ行くと湿っている上、暗くてとても怖い。これでは懐中電灯必須だわ。エンリケが持ってきている懐中電灯が一つだけあるので、それを使って3人ずつ中へ案内してくれるとのこと。しかし、かなり道が悪い上、大勢人がいるので、子連れの我が家は断念することにした。
狭い階段を人を掻き分けて、上へ。これは無理だ。危険だ。しかし何で、こんな暗い所に入るのに、懐中電灯を用意してこなかったんだろ??
出てくる人を待つ間、周りの人と話していて謎が解けた。
普段なら、中は電灯がついていて安全らしい。しかしなんと、今日はサンタクルス島全体が停電になってしまったというのだ。
うわー、島全体が停電!それじゃあ、しょうがない。しかしすごい話だなー。洞窟好きの長男がしきりに悔しがっていたが、旅にアクシデントはつきもの。こういう出来事もネタとして、結構いい思い出になるものだ(^-^)

休憩タイム

ラバトンネルは残念だったが、入口だけ見れただけでも、鬱蒼とした雰囲気が神秘的だった。この後、ハイランドにある休憩所でトイレ&コーヒータイムだ。
コーヒーは無料で飲むことができるが、ジュースなどは有料だ。このところ船の中で、お金を使わない生活に慣れてしまっていたので、うっかり財布を忘れてきてしまった(^^ゞ
みんながビールを飲んでいるのを横目に、コーヒーを飲む。またこのコーヒーが給湯器の停電のためにぬるい!!いやー、停電って大変だ。トイレの中も暗いらしく、みんな色々言っている。かろうじて水が流れるのがセーフという感じだ。
 
ここからの眺めがとても素晴らしかった!小高い丘の上にあるので、サンタクルスの森が一面に見える。うーーん、ここでビールを飲んだら最高だったろうなぁ。返す返す残念だ(笑)

ぬるいコーヒーを飲む子供たち 雄大な眺めだ(^-^)
 

GE2へ

島々を巡り、海の生物中心に見て回ってきたが、ハイランドのようなジャングルの中を探検するのもなかなかいいものだった。
やはり森の中を歩くのはとても気持ちがいい。思わぬアクシデントもあったが、楽しいツアーだった。
17:00にGE2に戻る。エンリケがこれで自分のガイドは終了だと言った。明日からグループでの行動はない。
みんなが一斉にエンリケに拍手を送る。説明も詳しくしてくれたし、ユーモアもあり、エンリケはとてもいいガイドだった(^-^)
 
父の感想は「エンリケ、すっごいカッコよかったよなー」
言われて気づいたが、エンリケはとてもイケメンであった(遅)イグアナに夢中で気づかなかったよ(^^ゞ
 
しゃれた物が揃うブティック
おみやげ物やより1割増ぐらい?
帰るとまた今日も、タオルでかわいい動物が作られていた。みんなで楽しんだ後、ブティックへ買い物に。
主人はエンリケの着ていたポロシャツと同じものをわざわざ探して買っていた。「エンリケが着るからカッコいいんだよ。」ときちんと注意しておいたのだが、それでも買った。
さっそく着てみたが、やはり同じポロシャツとは思えなかった。
ブティックはちょっと高めだがGE2のロゴが入っているものもある。品揃えも良く、ここでほとんどのお土産を買ってしまった。
 
ブティックも今日の夜を最後に営業を終えてしまう。終りが近づき、とてもさみしい気分だ。

ちょっとピンぼけ
イソギンチャクだね!
私達が持ってきた本に似せて
アオアシを作ってくれたようだ(^-^)
 
  


 

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