◆1日目◆
成田からキトへ
◆2日目◆
キト観光
◆3日目◆
GE2乗船
サンクリストバル島
◆4日目◆
バルトロメ島
サンチャゴ島
◆5日目◆
フェルナンディナ島
イザベラ島
◆6日目◆
ノースセイモア島
サンタクルス島
◆7日目◆
サンクリストバル島
◆8日目◆
グアヤキル観光
◆9日目〜10日目◆
成田へ
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ガラパゴスへ
翌日はいよいよガラパゴス諸島へ出発だ。朝8:45分にサロンゴの雛形さんが迎えにきてくれた。親切にしてもらったホテルのスタッフにお礼を言い、外へ。するとそこには大きな観光バスが停まっていた。なんと、これに乗るのは私達家族のみ。手配旅行だから、専用車を頼んでおいたのだが、ちょうどいい大きさの車がなかったとのこと。うーん、きっと高いのだろうに。なんか申し訳ないみたい〜。
雛形さんも、私の高山病を心配してくれていた。キトに到着した時、何かあった時は24時間携帯へ連絡していいと言ってくれていたので、とても心強かった。高山病はあっさり治っちゃったので、雛形さんに電話するほど大事にはならなかったけど、やはりいざという時に頼れる人がいるのは大変ありがたい。
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タメ航空窓口
この横で、荷物検査などがあった。 |
グンカンドリのマークがカッコいい! |
キト発サンクリストバル島行きはタメ航空という航空会社の飛行機で行く。エクアドル空軍が運行しているということだ。
ガラパゴス諸島にはこのサンクリストバルの他にバルトラ島にも空港があるのだが、バルトラ行きの便は朝早く離陸なのでホテル出発がものすごい早朝になってしまう。
疲れも出てきているので、のんびり出発できるサンクリストバルへの飛行機は大変ありがたかった。
キトは大変面白い町だった。南米が初めてなこともあり、見るもの全てが珍しかった。ホテルの従業員の方たちもとても親切だったし、みな笑顔がとても素敵だった。
目的地はガラパゴスだけど、キトにも立ち寄ってホントに良かったと思う。
キト空港で、タメ航空への荷物の預けや、ガラパゴスエクスプローラー2号(以下GE2)のバウチャーなどを受け取り、雛形さんからいろいろ教えていただいた。
手続きもすべて、雛形さんがスペイン語でやってくれたので、とても楽ちん♪この辺ではほとんどスペイン語のみの話ばかりだったので、きっと雛形さんがいなかったら大変だったろうなぁ。乗客以外立ち入り禁止のところまで、交渉してついてきてくれた。雛形さんありがとう!(^-^)
雛形さんに見送られ、中の待合室へ。キトやガラパゴス諸島の写真がたくさん貼ってあった。小さな売店もあったので、ジュースを飲み一息。搭乗時間までのんびりと過ごした。
タメ航空機内
タメ航空は横6席の小さな飛行機だ。一度グアヤキルに立ち寄り、その後サンクリストバルを目指す。いよいよだ。やっとここまできたんだ。
この日は大変天気が良く、雛形さんが「きっと途中、アンデスの万年雪が積もった山が見えますよ」と言っていた。それは楽しみ♪目を凝らして外を眺めていると、切り立った山が見えてきた。これがアンデスか〜。ほぼ赤道直下なのに、雪が積もってる。すごいなぁ。
スナックを配られた後、グアヤキルで30分ほど駐機。グアヤキルで乗るお客さんを乗せて、サンクリストバルへ向かう。この時に朝食が出た。これが結構美味しかった〜。シーザードレッシングがとてもいい味で、サラダがとても美味しく感じた。
その時娘がミネラルウォーターを飲もうとかばんから出した。見てビックリ!キトで買ったペットボトルはすっかりへこんでつぶれていた。こんなに気圧が違うんだ。高山病にもなる訳だよ(笑)
間近で理科の実験を見たみたい。面白い体験でした♪
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シンプルだけど結構美味しい! |
これにはビックリ! |
グアヤキルを出るとあとは太平洋の上を飛ぶことになる。果てしなく続く雲海を眺めながら、ワクワクする気持ちが押えられない。ずーっと外を眺めていた。
すると、雲の隙間から白いものが見える。陸地か?!あれがガラパゴスか?と思った瞬間、ジーンときてしまった。憧れ続けたガラパゴスだ。感無量だ。。。と思ったら、なんとそれはただの白波だった。
感動を慌てて引っ込め、引き続き窓の外を眺めた。
1時間半位して、今度こそ本物のサンクリストバル島が見えてきた。結構緑が見える。あれがガラパゴスなんだ。感動のやり直し。今度こそ間違いないわ(笑)
ディンギーに乗って沖へ
着陸し、タラップを降りる。滑走路をみんなぞろぞろ歩いていく。先ず最初にガラパゴスへの入島手続きだ。まるで入国手続きのような長細い紙に、必要事項を記入し、窓口に提出する。別の国にきたようだ。手続きが終わると、次は入島税。外国からの旅行者は100ドル払わなければガラパゴスにはいることができない。100ドルと言うのは、決して安い金額ではないと思うけど、こうやって島の自然を見に来る人々からお金を集め、その自然を保つと言うのはとてもよくできたシステムだと思う。現金しかうけつけてもらえないので、100ドルのピン札をきっちり四枚支払い、やっとガラパゴスに正式に入ることができた。
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流れ作業のように100ドル払う |
カウンター
テキパキしていて分かりやすい |
空港の建物の中にはGE2のカウンターがあり、そこで乗船手続きをする。タメ航空に預けた荷物はキト空港でGE2行きのタグをつけてもらっているので、そのまま直接客室まで運んでもらえるらしい。
名前を言い、到着の確認をすると、空港外に停めてあったバスに誘導された。外には各国の言葉で歓迎と書いてある看板があった。そうだよねー、世界中から集まるんだものね。日本の近場の国では中国語があった。しかしこの中国語、最初の「歓迎」あたりはがんばっているものの、最後の「臨」はかなりぐちゃぐちゃだ。完全に適当に書いてる気配がある(笑)
バスに乗って10分ほどで船着場に。ここで初アシカと遭遇する。おそらくこれから腐るほど見られるのだろうけど、それでもやはりはじめてみる野生のアシカはかわいい!みんな盛んに写真を撮っていた。
船着場でライフジャケットを渡され、ディンギーと呼ばれるゴムボートに乗り込む。普通のボートと違って、手すりなどがないので、最初ちょっと怖かった。でもこの先、どこに行くにもこのディンギーのお世話になる事になる。最後にはかなり揺れてもスリリングだと楽しめるようになった(^-^)
船着場を出発し、沖を目指す。港の中には漁船やタクシーボートなど、いろんな船が係留されていた。人がいない船の上にはアシカやペリカンがのんびり休んでいる。まるで自分の船のような顔をしている。
こんなに近くでアシカやペリカンを見たことがないので感動しきり。これからどんな動物を見られるのだろう。期待が高まる。
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船着場の堤防脇に
たくさんのアシカが寝ていた |
救命胴衣を着けて
迎えのディンギーに乗船。 |
GE2乗船
10分ほどで、はるか沖にGE2が見えてきた。白い船体が海の青に映える。ああ、あの船だ。何度も写真で見たあの船に乗って、ガラパゴスをクルーズするんだ〜。なんてきれいな船なんだろう。
ここまできた疲れが吹き飛ぶぐらい、みんな大喜びだった。
ウェルカムパーティ
船に乗ると、まず最初にラウンジでウェルカムドリンクと説明がある。船の中の設備や上陸の注意、これからの予定など。どれも大切なことばかりだ。英語とスペイン語で説明があった。説明をしてくれるスタッフの英語は訛りがなくてとても聞き取り易い。でも、情報量が膨大で、必死でメモを取りながら聞いた。このメモは大変役に立った。この時の説明を聞き逃すと、後が結構大変だと思う。特殊な場所で、4泊5日のクルーズだ。うっかりして他の人に迷惑をかけるようなことがあってはならない。かなり緊張した。
この説明が終わった後、先ず最初のスケジュールは避難訓練だ。さすが船だ。
放送があるのかなーとのんびり待っていたら、急にサイレンのような音がしてビックリ。すごい音だった。すぐにクローゼットから救命胴衣をだし、ラウンジへ集合。無事全員が集まりほっと一息だ。
集まったところで、今回の旅のグループ分け。これから島に上陸する時に、一緒に行動するグループで、とても重要だ。
GE2に乗船する時、アンケートを提出していたのだが、それに基づいて分けられるらしい。このアンケート、母国語や英語が話せるかなどから始まり、なんと年収を書く欄まであった。母は、「思い切ってはったりかましちゃって年収3000万円とかにしちゃおうか?」と言って父にたしなめられる。でもなんで年収が必要なのよ?
グループは下の6つ
Albatross(アホウドリ)・boobies(カツオドリ)・Cormoranes(ウ)・Dlfines(イルカ
)・Fragatas(グンカンドリ)・Gaviotas(カモメ)
私達はフラガタチームだった。甲板に集合し、自己紹介。メンバーは12人。メキシコからきた家族4人、インドからきたご夫婦、ドイツ系アメリカ人、ニューヨーク在住と香港在住そして東京に住んでいる日本人女性グループ、そして私達家族だ。なんかバラエティ豊かなチームだ。ガイドのナチュラリストはエンリケという男性だった。簡単な説明をし、解散した。
※私たちが乗船した時は通しで同じガイドでしたが、2006年1月に乗船された方は日によって違うガイドだったそうです。
※10月に乗船された方も日によって違うガイドだったそうです。
とりあえずの予定を終了し、キャビンに戻ってのんびり。GE2号は全室スイートになっていて、一番安い私達が泊まった部屋でもかなりな広さだ。船とは思えない。まるで結構いいホテルのようだ。クローゼットもたっぷりあり、持ってきた荷物も全てクローゼットにおさめることができる。シャワーも洗面所も広々。窓からは海!うわー、これは快適だわ♪
あまりの立派さに長男が「俺ここに住む〜〜!」だって。おいおい、ここに住んだら、うちなんか半月で破産だよ。。。(T-T)
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船でこの広さはすごい。
ベッドもとても寝心地良かった。 |
TVもある。快適。 |
※私たちは4泊5日のツアーに参加しました。当時は4泊5日と3泊4日のツアーが交互に行われており、通しで7泊8日GE2に滞在すれば、GE2がクルーズするすべての島に上陸できる日程でした。しかし2012年現在、自然保護のために上陸が制限され、すべての船が2週間に一度しか同じ場所に上陸することができないことになっています。そのためGE2では6泊7日、4泊5日、4泊5日の日程でツアーが組まれ、それぞれ別の場所に上陸することになっているようです。必ず行きたい場所がある場合は注意が必要です。詳しくは公式HPでご確認ください。(2012.11.03) |