◆1日目◆
成田からキトへ
 
◆2日目◆
キト観光
 
◆3日目◆
GE2乗船
サンクリストバル島
 
◆4日目◆
バルトロメ島
サンチャゴ島
 
◆5日目◆
フェルナンディナ島
イザベラ島
 
◆6日目◆
ノースセイモア島
サンタクルス島
 
◆7日目◆
サンクリストバル島
 
◆8日目◆
グアヤキル観光
 
◆9日目〜10日目◆
成田へ

目玉の1日の始まり!

 
さて、今日はフェルナンディナ島と、イザベラ島の日。今回のガラパゴス旅行の目玉だ。フェルナンディナ島とイザベラ島は、飛行機がつくバルトラやサンクリストバル島から離れているため、小型の船では難しい。中型船以上のもので、かつ日程が長めのものでないと行くことができないのだ。
我が家もここに行くために、かなり気合を入れた。ガイドのエンリケもイザベラはすごいと言っていた。うーん楽しみ。期待が高まる。
朝食を終え、ウェイターのカルロスに「ペンギンが見られるといですね〜♪」と見送られて、メインラウンジに集合。顔見知りになった他の船客と今日の予定についての話がはずむ。
 
昨日調子が悪かった長男も今日はすっかり元気に。心配してくれたフラガタチームのメンバーもとても喜んでくれた(^-^)
 
期待を胸にディンギーの順番待ち 元気が回復した長男。
いつも元気な長女(笑)
 

フェルナンディナ島上陸

 
フェルナンディナ島のツアーはちょっと変則的だ。大人数でぞろぞろ行くのを避けるため、それぞれのチームによって周り方が違う。私達フラガタチームは最初にドライランディングで島を左回りにハイキング、その後ディンギーに乗って、島の周囲を見て回ると言うツアーだった。
 
ディンギーで小さな桟橋に上陸。するとすぐにアシカがやってきた。なぜかディンギーの周りをうろうろ。まるで遊んで欲しいみたいだ(^-^)
その時近くにいたエンリケが急に叫んだ。「○○(操縦役の人の名前)マンタじゃないのか?」エンリケの指差す方に、三角形のひれのようなものが見える。操縦役の男性が叫んだ。「マンタだ!」おおおー!確かにそこに見えるヒレはとても巨大だ。水面が光っていて全体の姿はみられなかったが、一部とはいえマンタを見られたのは感激。エンリケもかなり喜んでいたので、そうそう見られるものではないのかもしれない。
 
フェルナンディナ島の海沿いは今までの荒涼とした島々と違い、マングローブに覆われていた。緑色がとてもきれいだ。マングローブのトンネルを潜り抜けて、島に上陸。するとすぐにウミイグアナがいた。さっそくエンリケの説明。ここではイグアナの細胞についての話だった。イグアナの脱皮について、かなり詳しい話があった。
5分ぐらいでエンリケの説明が終わると、イグアナは急に動き出して、どこかへ行ってしまった。まるで、説明の間見本にいてくれたみたいな、絶妙な動きで笑ってしまった(笑)
 
 
私達が歩いている様子をマネシツグミがじっと見ていた。この鳥、とても愛嬌があって、近づいても全然怖がらず、時には人の頭の上に乗ってくることもあるらしい。
残念ながら私達の頭の上には来てくれなかったけど、手が届くぐらい近くにいて、こちらを見ているのはとても可愛らしい。
 
 
 
 

溶岩の上をハイキング

 
マングローブの林を抜けると、今度は延々と溶岩の上を歩く。フェルナンディナ島はとても若い島なので、今でも活発な火山活動が起きている。溶岩も黒々として、まるで固まったばかりのようだ。ハワイのキラウエアの溶岩に似ている、縞のようになったものと、とがった溶岩の二種類があった。エンリケによると「ホイホイ溶岩」と「アア溶岩」というらしい。理由は、縞のような滑らかな溶岩の上は「ホイホイ」歩けるけど、とがった方は「あっ!あっ!」と言いながら必死で歩く必要があるからだとか。
うーん、ホントか?(笑)もしかしたらこれは冗談だったのかもしれない。(写真はホイホイ溶岩の方)
 
しばらく歩くと、入り江のようなところに出た。波がなくマングローブに囲まれていて、いかにも生物がいそうだ。しばらく見ていると小さな三角の物が海面に現れるのが見えた。これがなんとエイのヒレだそうだ。良く見るとあちこちに出ている。無数のエイがいるようだ。
 
エイのヒレは撮れなかった〜 マングローブの根
水がとてもきれいだ。
 
 マングローブの入り江動画
マングローブを見ていると、生物の息づかいを感じる。たくさんの生物が、私たちの見えない水中に潜んでいるからだろう。
 
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さらに歩くと今度は岩と砂でできた海岸についた。ここはガラパゴスコバネウが見られる。
ガラパゴスコバネウは、天敵がいないため、世界で唯一飛ぶことをやめてしまったウだ。羽と言うにはあまりに貧弱な羽がついていた。羽づくろいも下手らしく、羽に油分があまりないので、ずぶぬれだ(潜るにはその方が便利ということもあるらしい)。びしょぬれの羽を必死で乾かしていた。
 
 
 

 イグアナとガラパゴスコバネウ動画
波打ち際で休むガラパゴスコバネウと、カクカクと口を動かし威嚇するウミイグアナ。面白い絵です。見てください♪
 
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フェルナンディナ島とイザベラ島はクロムウェル海流という海流の影響で、深海の水がもろにあたる所に位置している。栄養たっぷりの深海の水のおかげで、このあたりの海水はとても栄養が豊富だ。そのため、たくさんの動物が生活している。ウミイグアナの大コロニーもある。このあたりの海岸はもうそれはウミイグアナだらけだった。決められたトレイルを歩いていても、そこがトレイルと分かるはずもないウミイグアナが昼寝をしていたりして、踏まないように歩くのが大変だ。海沿いの岩の上にはもう、岩だかウミイグアナだかさっぱりわからないぐらいびっしりイグアナがいた。せっかくなので、パノラマ写真風にしてました。何匹いるか分かるかな?(笑)
 

 
アシカもとてもたくさんいた。子供のアシカがいて、母親におっぱいをねだっていたりしてとてもかわいい!お母さんはまだ寝たいらしく、とても邪険に子アシカを追い払っていたが(笑)
 
海鳥も豊富にいて、見所沢山という感じだった。全部説明するとものすごく長文になってしまうので、後は写真で(笑)
子アシカに邪険な母アシカ チワワのくぅちゃんばりの
つぶらな瞳♪
マングローブとイグアナ まるで恐竜のようだ。
すごい貫禄だ。
アメリカミヤコドリ
赤いくちばしがキュート
ヨウガントカゲ
島ごとに亜種がたくさんいる
サリーライトフットクラブ
この島には異常にたくさんいた。
昼寝中のアシカ
すっごい近寄ってもピクリともせず(笑)
 

 ガラパゴスアシカ動画
ママにまとわりつき、一生懸命おっぱいをねだる子供と面倒そうな母親(笑)
 
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ディンギーツアー

 
1時間30分ほどのハイキングが終り、次はディンギーツアーだ。子供たちはこのディンギーが大好きだ。水面が近く、水しぶきがかかったりしてとてもスリリングだ。小回りがきくので、動物のそばに寄るのも楽々。とても楽しめる。
 
上陸した桟橋から出発し島の周りをまわる。桟橋すぐそばのマングローブの上にガラパゴスカッショクペリカンが巣を作っていた。ガラパゴスの鳥って、のんびりしているのか、「巣」というほど立派なものはほとんどない。このカッショクペリカンの巣も適当なものだった。それだけのんびり生活しているのね〜(^-^)
 
 
 
 
しばらくカッショクペリカンを見て、また移動。岩場の所をクルーズしていたら、いたっ!!!ペンギンだ。
バルトロメでもちょっとだけ見られたけど、今度のは数も多い。うわーー!やった!
揺れるディンギーから必死で写真を撮る。後で見たらここだけで30枚ぐらい撮影していた。ペンギンを見つけてどんなに大喜びだったか分かってもらえるだろうか?(笑)
 
良く見ると周りには泳いでいるペンギンもいる。スーッと潜ったと思うと、ビックリするぐらい遠くに浮上する。泳ぐ速さもとても速い。陸上の動きと全く違う。
30cm程の小さなペンギンだ。 えさを探しているのかな?
 
やはりペンギンは大人気だ。フラガタのメンバーもみんな一斉に撮影開始だ。
このガラパゴスペンギン、最近あったエルニーニョでかなり数が減っているらしい。もともと南極にいるフンボルトペンギンが海流に乗ってここまで流されてきたものだ。かなり過酷な状況で生活しているわけだ。少し環境が変わっただけで、かなりのダメージを受けてしまうのは想像に難くない。
ガラパゴスでも繁殖しているのは、このフェルナンディナとイザベラ周辺だけだ。えさが豊富で水温が低いこのあたりは、このペンギンたちにとって、子供を育てることができるギリギリの場所なのだろう。
ガラパゴス旅行前に調べた資料の中には、後5年で絶滅する恐れがあると書かれているものもあった。そんなことは絶対あってはならない。。。(T-T)
どうかこのペンギンたちが、いつまでもこの豊かな海で生活できますように。
 

 ガラパゴペンギン動画
海から戻り、ヨチヨチとした足取りで岩場を登るペンギンたちの動画。
 
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エスカレートするタオルアート

 
フェルナンディナ島観光を終えてGE2に戻る。今日はロビーで軽食のサービスがあった。午前と午後のツアーが終わると、毎回カナッペのような軽食のサービスとジュース、お茶のサービスがある。冷えた体にとてもありがたい。
 
部屋に帰るといつものようにタオルで何かが作ってあるはずだ。毎日趣向を凝らしてあるので、部屋に入るのが楽しみだ。子供たちも毎回大喜びだ。
タオルアートの作者は、このフロアのクリーニングやサービスをしているクルーだ。昨日廊下で会ったので、毎日楽しみにしていることを伝えた。
今日は何だろう・・・?ワクワクしながら部屋へ。
入るなり子供たちが歓声を上げた。ベッドの上にはグンカンドリの親子。横には蛇。そしてテレビの上にはロウソク。昨日よりさらにエスカレートしている。楽しみにしていることを伝えたので、がんばってくれたのかも♪
 
これは楽しい。部屋中タオルの動物だらけだ!みんなで喜んでいると作者のクルーが廊下を通った。思わず呼び止めて、感動を伝える。そしたら、作り方を教えてくれると言ってくれた♪部屋の中で即席タオルフォールディング講座。すっごく面白い!こういうことがあるから旅ってやめられないなぁ。とても素晴らしい思い出だ。
 
グンカンドリの親子 一つ作るのに1分位
見とれる早業だ。
 
  


 

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