◆1日目◆
成田からキトへ
 
◆2日目◆
キト観光
 
◆3日目◆
GE2乗船
サンクリストバル島
 
◆4日目◆
バルトロメ島
サンチャゴ島
 
◆5日目◆
フェルナンディナ島
イザベラ島
 
◆6日目◆
ノースセイモア島
サンタクルス島
 
◆7日目◆
サンクリストバル島
 
◆8日目◆
グアヤキル観光
 
◆9日目〜10日目◆
成田へ

昼ごはん♪

 
バルトロメ島は、とてもよかった。いよいよ本格的なガラパゴス諸島の島に上陸した感じがした。満足してGE2に戻り、すぐに昼ごはん。
今日の昼ご飯もプールデッキで食べるらしい。準備の遅い我が家は結構遅めにプールデッキへ行くことになった。いつものように山盛りのごちそう!わーい♪でも、プールデッキの周りにあるテーブルは満員だった。うーん、どうしよう。。。ふと下にもテーブルがあることを思い出し見に行くと下はガラガラ。クルーにこちらで食べてもいいか聞くと、もちろんOKとの返事(^-^)景色はいいし、空いているので、これからの昼食はここでとることにした。
のんびりと美しい島々を見ながら昼食。ただのフルーツも最高に美味しい!
 
食事を終え、ふと空を見上げると、マストの上にグンカンドリが飛んでいた。うわーすごいねぇ、と見ていると、様子を見たクルーが、「喉が白いのがメスだよ」と教えてくれる。2m以上もあるグンカンドリが、上昇気流に乗って悠々と飛んでいる様は、まさに圧巻だ。青空にグンカンドリ。今でもあの風景が甦ってくる。まさにガラパゴスって言う光景だったなぁ。
 
ほとんど羽ばたかずに、
グライダーのように飛んでいる
マストのてっぺんは
いい休憩所なのかな?
 
昼ご飯が終わるとちょっと時間が空く。この時間を利用してみんなシエスタ(午睡)をしているらしい。それでみんな元気なんだなーと思い、我が家も寝てみることに。普段昼寝はあまりしないのだけど、疲れもあって、あっという間に寝てしまった。
でも、これがあとで失敗を呼ぶのであった…。

イグアナの戦い

 
ぐっすり寝ていたら、あっという間に2時間たち、サンチャゴ島への上陸準備をする時間になった。親はやや疲れも取れて快調。子供を起こしに行く。しかーーし!異常に寝起きが悪い子供たち、朦朧としている。機嫌も最悪だ。どうしよう・・・置いて行こうか?と思ったが、やはりせっかくのガラパゴス、急かせて準備させ、連れて行くことに。
 
サンチャゴ島はウエットランディングで上陸、まずシュノーケリングを楽しんだ後、ハイキングでオットセイを見に行く予定だ。またまた、スニーカーとビーチサンダル、水、シュノーケリングセットを用意、メインラウンジに集合した。
 
ここの砂は灰色だ。日本によく似た砂質だった。上陸して砂を見ているととても面白い跡がついている。ペタペタとした足跡の真ん中に、まっすぐに一本の線。うははは、これは絶対にウミイグアナの足跡だな。一本の線はしっぽがつけたものに違いない。
たどっていくと、いるいる。2匹のイグアナが縄張り争いをしていた。
 
20cm程の距離をとり、睨みあっている。数秒後、ゴン!!っと頭突きを始めた。一回頭突きをすると、10秒ほど休んでまた頭突き。それをずーっと繰り返していた。相撲の立会いみたいに、同時に頭をぶつけ合う。間合いを見ているのか??ゴン!ジーッ(睨みあい)ゴン!ジーッ、という動きを延々繰返している。本気で戦っているとは到底思えないマヌケな争い方でかわいい♪
 
 イグアナの縄張り争い動画
波打ち際で必死の縄張り争い。
だら〜っと寝ているときとは迫力が違います。
でもなんかユーモラス。
 
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あまりに長い戦いなので、見ている人間も飽きてくる(笑)延々と戦い続ける彼らを残し、シュノーケリングすることに。ビーチに戻る途中、泳いでいるイグアナがいた。おおー!すごいすごい!感動でまた写真!カエルのような泳ぎを想像していたのだけど、ちょっと違う。体全部をくねらせて、蛇のように泳ぐ。首だけ上手に出して、キョロキョロ周りを見ながら泳いでいた。イグアナ、ホントにかわいいなぁ(^-^)
 
近くで見ている人間は
気にならないらしい。
ニョロニョロ〜っていう
感じで泳ぐ
 

群れだらけの海でシュノーケリング

 
イグアナを楽しんだあとはシュノーケリングだ。今日は日差しが強いので、海の中も明るい。写真も期待できそうだ(^-^)
いつものように海の透明度はそれほどではない。でも、いかにもプランクトンがたくさんいそうな豊かさ。岩一面に海草が生え、小魚から大きなものまで無数に泳いでいる。
まず見つけたのがコブダイの仲間。40cmぐらいあっただろうか。長い尾をなびかせ、小魚の中を悠々と泳いでいた。人間が来ても慌てる様子もない。同じスピードで悠々と泳いでいた。
ここは岩がたくさんあるせいで、魚の種類が多くとても楽しかった。あちこち見てまわりながら、写真に収める。
 
とてもカッコいい姿だった。
周りには無数の小魚の群れ
キングエンジェル
地味な魚が多い中、
きれいな色で目立っていた。

 
岩のそばにはまるで日本の金魚すくいで取るワキンのような魚が泳いでいた。何かの稚魚なのかな?無数にいる。周りの岩にはびっしりと藻がついている。これはウミイグアナのご馳走だ。小さな藻だが、回復力があるので、たくさんの数のウミイグアナが生活できるとのことだ。
 
あまりの数の多さに、圧倒されながら、水中を散歩する。ふと前を見るとまたまた魚の群れが横切っていった。スジグロキオハギという、これもまたガラパゴスの固有種だ。写真だとよく分からないけど、日本で見られるニザダイに似ているが大きさが全然違う。とてもよく太っていて、貫禄も十分だ。一匹30cm近くあるんじゃないかなぁ。それが何百匹と群れをなして泳いでいくのだ。
 
石についている緑色の藻が
ウミイグアナのご馳走だ。
圧倒的な数と大きさだった
 

 
 サンチャゴ島ビーチ動画
オットセイだらけの海岸でシュノーケル。この日はとても天気がよく、海の色がきれいだった。
 
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ハイキングへ

 
オオアオサギだ!
1時間ほどシュノーケリングを楽しんだ後、ハイキングへ。急いで服を着てスニーカーにはきかえる。溶岩の上を歩くので、スニーカー必須だ。一人ビーチサンダルしか持って来ていない人がいて、エンリケが心配していた。バックバンドがついているしっかりしたものならなんとかOKだが、普通のビーチサンダルだと厳しいとのこと。確かに道らしい道はないし、足にあったスニーカーは絶対必要だと思う。
出発しようとふと見ると、オオアオサギがいた。大きくてきれいな鳥だ(^-^)
 
ここはホーリースティックという木が多い。この木は乾季の間はまるで枯れているようだが、雨季に入ると新芽を出すらしい。私達が行った時は全く葉はでていなかった。ホーリースティックの前でエンリケの説明。この木はとてもいい香りがするのだそうだ。落ちていた小枝をエンリケが取り、みんなで香りをかぐ。紅茶のような、とてもいい香りだった(^-^)
 
海沿いに、オットセイのコロニーがあるところまでハイキング。延々と溶岩の上を歩くことになる。途中には無数のウミイグアナが日光浴をしている。ボーっとしていると踏んでしまいそう(^^;;;前の方を歩いている人が「イグアナ注意〜」という感じで後ろに教えてくれる。伝言ゲームのようだ。変な伝言だ・・・。
 
ホーリースティック説明中 ゴジラみたい。
 
ところがここで、長男が具合悪いと言い出した。なんということか、自分で身支度をすることになっていたせいで、帽子を忘れてきたのだ。うーん、チェックすればよかった。この日差しで帽子なしは最悪だ。どうしよう。。。
辛そうなので、これは出発したビーチの日影で休ませてもらおうということになり、エンリケに具合悪いことを伝える。とても心配してくれて、ビーチで休んでいても良いが、もし具合悪いようならGE2から迎えを呼ぼうかと言ってくれた。ここは大事をとって部屋で休んだ方がいいかも・・・。父が付き添い、迎えのディンギーを呼んでもらうことに。
思えば昼寝がまずかった。寝起きが悪い長男は昼寝の後半分寝ているような状況だった。そんな状況でシュノーケリング、ハイキング、さらに帽子なしだ。とても悔やまれた。
 
一足先にGE2へ戻った父と長男以外でオットセイコロニーへ向かう。とても心配だった。すると、今までそれほど話していなかったフラガタのほかのメンバーがみんな声をかけてくれた。みんな口々に息子のことを心配していると言ってくれる。うーん、ありがたい。これをきっかけにいろんなことをお話するようになった(^-^)
心配していた息子も、戻ってすぐにGE2のドクターが診察してくれたとのこと。疲れと熱射病だったらしい。こんな時ドクターが乗船しているのは本当に心強い。GE2に乗ったのは正解だったなぁ。
 

オットセイ

 
20分ほどでオットセイのコロニーがある海岸に出た。波に浸食されて、小さなプールのようになっている所に、コロニーがある。ガラパゴスオットセイが必ず見られるのはここだけだそうだ。見た目はアシカと変わらない。どこが違うのかさっぱり分からないなぁと思ったところでまたまたエンリケの説明。後ろ足で歩くアシカと違い、オットセイは前足で歩くらしい。さらに耳の形や顔の形がちょっぴり違う。言われてみればなるほど違うようだ。説明がなければ全く分からないだろうなぁ〜(笑)
横にはシラガゴイがジーッと海を眺めていた。ほとんど動かない。夜行性の鳥だそうだから、眠いのかな?しばらくオットセイを眺めた後、GE2へ戻った。
 
オットセイの子供 シラガゴイ

 
 
 サンチャゴ島動画
オットセイコロニーがある、サンチャゴ島の海中洞窟。
透明なグリーンの海水が美しい。
 
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GE2で

 
心配しながらGE2に戻ると、長男は寝ていた。やっぱり疲れていたんだろうなぁ。父に聞くと、戻るとすっかり連絡がついていて、すぐにドクターが来てくれ、診察してくれたとのこと。こちらでもみんなとても親切にしてくれたようだ。フロントのマリアさんに、とりあえず御礼に行く。
夕食の時間になったので、長男を寝せたまま夕食に行く。すると今度は男性のクルーが来
今日はヨットだった〜
て、長男の食事についてどうするか聞いてくれた。寝るのが一番の薬なので、食事はキャビンに運んでもらうことにする。
私達のテーブル担当のカルロスも、「いつものワインを持ってきました〜(^-^)」と言いながらやってきて、長男の様子を心配そうに聞いてくる。うーん、ホントみんな親切〜〜(T-T)
 
長男は夜中まで寝続け、夜中に運ばれた夕食を食べたようだ。その頃にはすっかり元気になっていた(^-^)
長時間寝たことで、今までの疲れもすっかり取れ、かえってよかったかもしれない。
大変だったけど、周りの人々の親切に感謝、感激な一日だった。
 

Star Gazing

 
GE2では日替わりで様々なイベントがある。この日はStar Gazing(星空観測会)の予定だ。我が家は星が大好き!ぜひ参加したいところだが、説明は英語だし、子供は退屈しそうだ。でもその時間、おそらくデッキの明かりが消えるはず。長女と三人でデッキに出てみることにした。案の定、デッキは暗く、満点の星空が見える!
それはものすごい星空だ。細かい星が隙間なく空を埋めている感じ。どれが星座なのかわからない位たくさん星がある。
ふと見ると二つのちぎれ雲がある。あれ?この雲・・・。雲じゃない???
この方向は・・・あーーー!大マゼラン星雲と小マゼラン星雲だ!!うわーー、感動。日本でも、オリオン座の星雲は、空がきれいな所では見えるけど、はるかに大きい。感動だ〜〜。まさか見られるとは思わなかった。とても嬉しかった!
  


 

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