◆1日目◆
成田からキトへ
◆2日目◆
キト観光
◆3日目◆
GE2乗船
サンクリストバル島
◆4日目◆
バルトロメ島
サンチャゴ島
◆5日目◆
フェルナンディナ島
イザベラ島
◆6日目◆
ノースセイモア島
サンタクルス島
◆7日目◆
サンクリストバル島
◆8日目◆
グアヤキル観光
◆9日目〜10日目◆
成田へ
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ブリッジツアー
フェルナンディナから11:30に戻る。楽しかったなぁ。サンクリストバルから遠ざかるにつれて、どんどん動物も景色もダイナミックになっていく。やはりここまで来てよかった。とても満足だ♪
今日もまたまた忙しい。12:00からブリッジツアーがある。半年前に行った父島旅行の時も、おがさわら丸のブリッジ見学ツアーに参加した。どんな違いがあるのか楽しみ。ぜひ参加したい。
12:00にフロントに集合。15人ほどの人が集まっていた。半分に分けられ、出発。ブリッジでチーフオフィサーの説明を受けた。立派なGPSやレーダーがある。やはり大型船だけあって、設備も非常に立派だ。GPS画面には南緯0度11分84秒の文字が!赤道直下を実感することができる♪
興味深かったのが緊急信号についての説明。この船には3つの緊急信号の発信装置が搭載されているらしい。簡易的なもの。無線を使ったもの。電話のようなもの。どれもこの船の位置など必要な情報を瞬時に伝えることができる。ひとつが壊れても、第二、第三の手段があるわけだ。
もちろん、発信もできるが当然受信もできる。もし万一緊急信号を受信したらどうなるのか?その時についての説明もあった。
「もし、万一緊急信号を受けた場合、すぐにどの船が現場に一番に着くか調べられます。その時一番早く到着できる船が、救出に向かいます。何をしている船か、誰が乗っている船かは全く関係ありません。このエクスプロラー2が該当したら、その後のツアーは全てキャンセル。救出に向かいます。これは世界中の船に乗っている者の義務です」
カ、カッコいいぞ!!!異常に感動してしまった。なんか海の男の誇りを感じてしまったぞ〜。
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操縦部分。
ほとんど自動操作だそうだ。 |
救難信号の説明
誇りを持って説明してくれた |
ランチ!
とても興味深い話ばかりだったブリッジ見学を終え、12:30からランチだ。今日もいつもの席に座り、美味しい食事とデザートを頂く。デザートはゼリーやケーキ、フルーツなど盛だくさんだ。このケーキが特に美味しかった。家で焼くような卵が沢山入ったしっかりした味のケーキなのだが、それにシロップがたっぷりかかっている。ケーキからシロップが染み出してくるほど大量にかかっているのだ。普段甘いものは父も母もあまり食べないのだが、なぜかここでは食べられてしまう。疲れている体に甘いものがとても美味しい。
甘いものが大好きな子どもはもちろん大喜び。2回も、3回もおかわりして、毎回動けなくなるぐらい沢山食べていた(^^;;;
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毎食むちゃくちゃ美味しい。
この旅行、絶対太るな。 |
この景色の中で食べるのだから、
即席ラーメンでも美味しいかも! |
イザベラ島動画 |
イザベラ島の景色はものすごい。例える言葉が見つからないが、木すらない荒涼とした巨大な崖が圧倒的的な存在感だ。
※写真をクリックするとメディアプレイヤーが開きます。(1.1MB)
音声つき。ご注意ください。
※正常に再生されない場合は写真を右クリックして保存してからご覧ください。 |
イザベラシュノーケリングツアー
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途中の風景
イザベラ島の岩壁 |
食後一休みすると14:00〜希望者だけのシュノーケリングツアーがある。なぜここは希望者のみなのか?実はイザベラ周辺は海流の関係でとても水温が低いのだ。昨夜のブリーフィングでも冷たいことをかなり強調していた。しかし、ここまできたのだ。泳がずにあきらめるなんて絶対できないぞ!
しかし、ハードなツアーになりそうなので、今回子供はパスすることにした。子供たちは行きたがったのだが、周りに迷惑がかかっても困る。説得して留守番することに。
メインラウンジに行くと、10人ほどの人がいた。100人の乗客が乗っているので、1/10ということだ。しかも半分ぐらいの人が厚いウェットスーツを着ている。ううう、相当厳しそうだ。しかしここは、魚影が濃いことが期待できる。冷たいぐらいなんということはないのだ!
ふと横を見ると、フラガタチームのインド人ご夫婦がいる。「行くんですか?」と聞いたら「いいえ、冷たいから無理です〜」と言って笑っていた。「あなたは行くの?冷たいわよ??(笑)」と言われたので「もちろん行きます!!」と答える。
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泳ぎながら撮ったからピンぼけ…
洞窟付近はカメだらけだ |
異常に寒いと言われている海に潜ろうと言う物好きな人たちの集団だ。なんか妙にハイテンションだった。口々に冗談を言い合い、盛り上がる。
横を見ると、なんと、70代ぐらいの女性もいる。まさか、彼女も行くのかな?と思い、聞いてみると、「あなたが行けるんだから、私も行けるわ!」とニヤリ。うわ〜〜、脱帽だよ。完全に負けたわ(笑)
クルーが来て、今日はグループは関係なく行く(no
group order)ことを説明。するとすかさず、隣りの女性が「Crazy
only!!」 うははは、みんな大爆笑だ。
その調子で盛り上がりながらイザベラ島にある洞窟付近へ。行く間もそりゃもう、大騒ぎだった。
さっそく水に入る。あれれ?それほど冷たくないぞ。
みんな、あっちにエイがいる、こっちに亀がいると教えてくれる。アシカも沢山いる!うわーすごいぞ、これ!
夢中で泳いでいると、向こうからアシカがすごい勢いで泳いできた。夢中でシャッターを切る。
ぶつかるほど近くを、私の身長ほどもあるカメが泳いでいく。ところどころに急に水温が下がる流れがあるが、冷たいと感じる暇もないほど、ダイナミックなシュノーケリングだった。
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カメの甲羅にまでコケがついている |
すごく巨大&近いので
全体像は撮れず |
帰りに水中で撮った写真を見せた。アシカの写真をみんなほめてくれた♪同乗の男性がカメラ好きのようでで、写真よりもハウジングつきのカメラに興味を持った。カメラ談義が始まる。「自分のカメラは、水中で撮れないんだ…」と残念そうにカバンから出したカメラはなんとニコンのD100だった。うあああ、と、とりかえっこしたい〜(笑)
ディンギーツアー
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結構揺れたが
楽しいので酔わなかった♪ |
感動のシュノーケリングを終え、部屋に帰ると子供たちはトランプをしていた。GE2のブティックで買った、ガラパゴスの動物達がプリントされたかわいいトランプだ。悪いカードが来ても、ついかわいくてニコニコしちゃうよと娘。ホントだねぇ〜(^-^)
一息つく間もなく、グループ参加のディンギーツアーの準備だ。今度のツアーは上陸せずに海上から動物を観察する。荷物が少なくて楽だ。二手に分かれて、まず15:30〜フラガタを含む3チームが出発。約1時間15分のツアーだ。その後残りの3チームが出発する。
まず、さっきシュノーケルをした洞窟へ行く。シュノーケルの時は海中に夢中であまり上を見なかったが、周りの岩壁は鳥だらけだった。アオアシカツオドリ、ペリカン、クロアジサシなどが一面にいる。どれも近づいてもこちらを気にする風もない。
あまりに近づきすぎるので、上からフンが落ちてきそうだよ〜(^^;;;
ちらちら様子をうかがいながら写真を撮った。
ディンギーで洞窟の中にも入った。それほど深くはないのだけど、海の洞窟ってなんか幻想的。「天井が月の表面みたいだよ!」とエンリケが言う。無数のクレーターのような模様があり、まさに月面そのものだった。
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ここでも求愛ダンスをする
アオアシカツオドリが見られた |
クロアジサシ
ちょっとぶれちゃったよ…(^^ゞ |
洞窟から出て、周辺を動物を探しながら回る。すぐにペンギンが見つかった。ここのペンギンはペアでいるのが多い。仲良く泳いでいる様子は本当にかわいい♪
みんな一斉にペンギンを撮ろうとカメラを構えるのでディンギーが揺れて怖い(笑)野生のペンギンを見る、もしかしたら二度とないチャンスだものねぇ。みんな必死なのだ(^-^)
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親子で日向ぼっこかな? |
泳いでいるペンギン
ホントかわいいよ〜〜 |
このあたりの海はかなり濁っている。いかにも深海からの栄養分たっぷりと言う感じの、白濁した緑色だ。
その中をゆったりとカメが沢山泳いでいる。あちこちでカメがひょっこり顔を出す。気づいてカメラの方向を変えていると、また潜ってしまう。結局顔を出したカメはとれずじまい。反射神経鈍すぎである。
写真は、左斜め方向にカメの頭がある。分かりますか??
イザベラ島の火山
イザベラはガラパゴス諸島を作ったホットスポットに一番近く、諸島の中でも最も若い島のひとつだ。火山の地熱のせいで、山の上にはいつも雲がかかり、とても雄大な景色だ。
島の周りは赤茶けた岩壁が続く。ところどころに白い筋が走っている。これは、地殻変動によってできた裂け目に新しい溶岩が流れ込みできたのだとか。
ディンギーから眺めると、今にも岩が崩れ落ちてきそうだ。
数箇所の大きな火山があり、それぞれ10km程の巨大なカルデラがあるとエンリケが言っていた。みんな、感動して聞く。フラガタメンバーはどうやら火山にとても興味があるようで、色々質問をしていた。
その時前のインド人のご主人がが質問。「世界で一番大きなカルデラはどこだ?」今まですらすらと答えてきたエンリケが言葉に詰まる。しばらくたって答えた。「エベレストだ」
う、うわーーやっちゃったよ、エンリケ。それは違うと思うよ〜(^^;;;
しかし、温厚なインド人は何にも言わずに話を終えた。周りに微妙な沈黙が流れる。数秒後、隣りのドイツ系アメリカ人が下を向いてボソッとつぶやいた。「エベレストは火山じゃない…」
あわわ、言っちゃったよ…。どーしようと思った瞬間、エンリケが話題を振ってきた。「○○(私)、日本で一番大きな火山はなんだ?」混乱している私は一瞬言葉に詰まった。すかさず前のメキシコ人の息子が「フジだ」
うーんみんなよくご存知だ(笑)話がまた火山に戻って、沈黙は過ぎ去った(ほっ)
みんなお互いに慣れてきて、どんどん会話が進む。動物が専門のエンリケはとても大変だ。ふと見ると、インド人の奥さんが私を見てニコニコしていた。「ふふふ、あせったわね〜」って感じの笑顔だ。私も同じように微笑み返した(^-^)
旅は素晴らしい
イザベラのディンギーツアーから帰るとちょっと時間が空く。子供たちはキトで買ったチェスセットで遊ぶらしい。父と母はプールデッキでお茶を飲みながらこの後行われる赤道通過パーティの時間まで暇つぶしをすることに。
プールデッキのそばには給湯施設があり、自由にコーヒーやお茶を飲むことができる。母が二人分のコーヒーを入れて、テーブルに運んできた。
すると、隣りの席から「Good service!」の声。振り向くと、フラガタチームのドイツ系アメリカ人が座っていた。彼はいつも無口なのだが、ニコニコしている。やはり赤道通過パーティの時間待ちをしているらしい。雑談が始まった。
ありきたりな挨拶の後、最初の質問にビックリした。「あなたは雇われているのか?」と聞かれたのだ。最初ピンとこなかったが、要するに経営者か雇用人か聞かれたわけだ。外国へ行くと職業を聞かれることがよくあるが、こんな質問は初めてだ(笑)そういえば、みんなすごいのんびり休暇を楽しんでいる。「経営者」側の人も多いのだろうなぁ〜。
雇われていることを伝えると、しばらく日本のサラリーマンの生態について質問が続いた。彼は自由に研究をしている学者だそうだ。世界中を回っているらしい。今回は休暇で来ているようだが、つい先月もタイやアジアを仕事で回ったと言っていた。
今回はペルーを観光した後、ガラパゴスに入り、この後キトを観光してアメリカに戻るとのこと。せっかくだからマチュピチュを観光してから帰るように勧められた。しかし「雇用人」の悲しさ、そういうことはできないんですね〜(T-T)
無理と伝えると、「ガラパゴスのナチュラルな雰囲気と、全く正反対な人工的なマチュピチュを同時に見るのは、子供にとっても良い経験になるのに残念だ」と言ってくれた。うーん、なるほど〜。とても興味深い話だ。彼の話はとても面白かった。世界中を旅しているだけに、話題が豊富だ。結局一番よかったのはどこだったのか聞くと、イタリアだそうだ。イタリア語は話せないので、ツアーで行ったそうだが、それでも素晴らしかったとのこと。「でも毎朝7時にバスに集合で、ものすごい忙しかったよ…(笑)」と言っていた。
ガラパゴスでたくさんの人と話をしたが、みんないろんな所に行っている。よく聞かれる質問は「どこから来たのか?(前の滞在地)、どこへ行くのか?」ということだ。あまり出身地のことは聞かれなかった。みんなあちこちを旅する旅人なのだ。どこからかやってきて、偶然この船で出会う。そしてまた、別の旅先へ行ってしまう。この5日間だけ、奇跡のように会うことができたのだなぁ、と思った。
赤道通過パーティ
いよいよ18:30。赤道通過パーティの時間だ。みんなキャビンからぞろぞろ出てくる。クルーが乗客にカクテルを配る。司会の男性が陽気な声でパーティの説明をする。
このクルーズでは合計4回赤道を通過するのだが、今回の通過はGPSを使って正確に通過時間を割り出し、その瞬間に乾杯をするということだ。
通過の瞬間に願い事をすると、かなうと言う伝説があるらしい。うわ〜素敵だ♪
カクテルとジュースを手に、その瞬間を待つ。ブリッジから刻々と通過までの時間が伝えられている。10秒前からカウントダウンが始まった。通過した瞬間、一斉に乾杯!心の中で願い事を唱える。ここならではの素敵なパーティだ。
赤道通過パーティ動画 |
陽気なスタッフのカウントダウン。赤道通過の瞬間汽笛が鳴らされみんなで一斉に乾杯をした。
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音声つき。ご注意ください。
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みんなで飲み物を飲んでいると、急に「緊急事態だ!」とのアナウンス。なんと、海の神ネプチューンが海賊を従えて襲撃してきたというのだ!
海賊に扮したクルーの真ん中にいるのは、なんと乗客扮するネプチューン。どうやら乗客の中の数人の振る舞いが、海の神の怒りを買ったようだ。
5人の乗客が指名され、ネプチューンの前に連れて行かれる。ネプチューンはそれぞれの乗客に罪状を伝えていた。(カンペを見ながら!(笑))この罪状がまた面白い。
「○○!君はリサイクルせよと伝えていたペットボトルを捨てたね?反リサイクルの罪を言い渡す!」
「○○!君はツアーから帰ったら必ずチェックする約束だった、チェックボードにチェックしなかったね?チェックし忘れの罪だ!」
うははは、すごいネプチューンだ。罪を言い渡された乗客は、ガラパゴスで会った動物の真似をするか、カクテルを一気飲みしなければならない。カツオドリの真似やアシカの真似をした人がいて、みんな大喝采だった。
キングネプチューンパーティ動画 |
乗客全員がノリノリでパーティを楽しむ。芸達者なネプチューンに拍手喝采。
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イザベラの夕日
赤道通過の後、家族でプールデッキからの夕日を楽しんだ。水平線に大きな夕日が沈んでいく。きっと一生忘れられない風景だ。素晴らしいガラパゴスでの日々。思い切ってきただけのことはあった。こんな体験はおそらく他ではできないに違いない。
今日は特に素晴らしい一日だった。1日が終わってしまうのがとても残念だが、満足だ。楽しかった。
その後、夕食。いつもの席に座ろうと思ったら、少し遅くなって別の席になってしまった。席ごとにサービスの担当が決まっているので、今日はカルロスのサービスが受けられない。きっといつものようにお気に入りのワインを冷やして待っていてくれただろうに、申し訳なかった…。うーん、と思っていると、カルロスが仕事の合間に小走りにやってきた。「ごめんなさい、遅くなって…いつもの席に座れなかったの…」と言いかけると、カルロスも「遅かったよー!待っていたんだよ〜!」
ううう、やはり待っていてくれたんだ…。
明日は絶対に早めに来てあの席に座ろう。そしてカルロスに5日間のお礼を言ってお別れしよう。カルロスの温かいサービスで、GE2最後の夕食をとろうと思った。
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