◆1日目◆
成田からキトへ
 
◆2日目◆
キト観光
 
◆3日目◆
GE2乗船
サンクリストバル島
 
◆4日目◆
バルトロメ島
サンチャゴ島
 
◆5日目◆
フェルナンディナ島
イザベラ島
 
◆6日目◆
ノースセイモア島
サンタクルス島
 
◆7日目◆
サンクリストバル島
 
◆8日目◆
グアヤキル観光
 
◆9日目〜10日目◆成田へ
   

年末の成田からキトへ

今年の年末年始は南米だ!という構想をぶちあげてから2ヶ月。いつもながら冬休みの旅行は慌しい。子ども達に宿題を終わらせるように急かせ、自分は大掃除(手抜き)&仕事、夫も年末は超深夜にならないと帰ってこない。
毎日が戦争のような日々だ。「これを終わらせればガラパゴスだ!」家族で呪文のように繰り返しながら、毎日の仕事をこなして行く。
いよいよ前日。荷造りのためのおやすみを頂き(ありがとうございます)明日からのガラパゴス&エクアドル旅行のパッキングだ。今回は冬の日本から「永遠の春」と呼ばれる気候のキト、そして真夏の日差しが照りつけるガラパゴス諸島と、ほぼ全ての四季を体験することになるので、パッキングも大変だ。それでもいつものように、「もしどーしても足りないものがあったら現地でかえばいいのだ」という、アバウトさまるだしでパッキング作業を仕上げる。明日は13時間のフライト。疲れを残すのは禁物だ(言い訳)
 
成田で今回グランドパーキングというところのお世話になった。この駐車場、ターミナルで車を引き取ってくれて、返却もターミナルで。以前のフィジー旅行では、空港から駐車場までバスで行き、自分の車を探して引き取りという駐車場だったので、大変な思いをした。思い荷物を抱えて移動は大変。値段もそれほど高くなかったので、とても良いと思った。
 
空港でチケットを受け取り、入国審査を終わらせ搭乗口付近で待つ。窓から今回乗るコンチネンタルの機体が見える。この飛行機でヒューストンまで行くのだ。いろんなところへ旅をしているが、実はアメリカ本土は初めて!マニアックなところばかり行っているせいだけど(笑)
ヒューストンといえばNASAだ!うわー、憧れのNASAのあるヒューストンへ一瞬でも降りられるのは結構楽しみだ(^-^)
 
我が家ではコンチネンタルはすこぶる評判が悪い。機内食があまり…。サービスがあまり…(自粛)
今回の旅行がコンチでと決まった時も、ブーイングだった。そんなこと言ったって、キトに行くのにはコンチが一番安くて早いのだ。安さに弱い母はコンチ大好き♪家族全員の反対を押し切り、迷うことなくコンチネンタルを予約した。だいたい移動手段の飛行機に期待することはないのだ!目的はエクアドルだ!たとえご飯がまずかろうと、アテンダントが無愛想だろうと我慢して目的地に行くのだ〜!
 

コンチネンタルの不安

しかしながら、実はこのヒューストントランジットでのエクアドル行きは大変問題が多い。まずは荷物。ヒューストンまでは無事に着くらしいが、そこからキトへ行く便でロストバッゲージが多発しているらしいのだ。どうやら確信犯でコンテナごと積まないこともあるらしく、一度に多数のロストが発生するらしい。さらに、キトは高地にあるため、霧が発生することが多く、キト空港ではなくグアヤキル空港へ着陸することも多いようだ。他の航空機が着陸していても、コンチネンタルだけ…ということもあったらしい。まあ、安全のためには仕方ないとはいえ、キトに到着予定は深夜。あまり治安がよろしくないグアヤキルで、深夜に路頭に迷うのは勘弁してほしい。こういう場合普通は航空会社がホテルを用意してくれるものだけど、用意してもらえなかったと書いてある旅行記もあった。不安だ。。。
プランニング中にものすごい不安になり、コンチネンタルの東京支社に電話した。回答はやはり、「天候が原因場合はこちらでは用意しません。航空法で免責になっております。もし、どうしても手配してほしい場合は現地で英語かスペイン語で交渉してください」とけんもほろろな答え。そこまでの語学力があれば、自力でホテルぐらい取るわい!実際には用意してくれることもあるようだが、それも全て現地職員の裁量らしい。うーーーん。わくわくして大喜びの家族の中で一人不安で暗くなってしまうわが家の旅行手配担当の母であった。
 

機内の様子

そんな不安を抱えながらも、いよいよ搭乗。定刻通りの時間だ。中に入って子供が大喜び!一人一つずつのモニターがあり、なんとこれでゲームも出来る!うわー、長いフライトにこれはありがたい。
さらに、イスがちょっと工夫されていた。イスの背もたれに羽のようなものがついていて、これの角度が自由に変えられる。エコノミーの狭い座席で寝ていると、頭が不安定で安眠できないけど、これに頭を引っ掛けるようにして寝れば、結構長時間寝ることができる。これはアイデアだなー。
 

 
そしていよいよ離陸。安定飛行に入るとすぐに機内食が出てきた。
ちなみにサービスの前にメニューが配られる。今日の夕食の献立は次のようなものらしい。
 
 
前菜サラダ
葉野菜
きゅうり、ゆで卵、スモークサーモン
ペッパークリームドレッシング
ロールパンとバター
 
メインコース
サーロインステーキのグリル
ジンジャーソース
そば、赤と緑のピーマン、シイタケ。
 
デザート
特製ケーキ
 
 
メニューで読むとすごく高級っぽい。そしてでてきたのはいつも通りのものだった。
うははは、すごい落差に驚く。無理して高級感を演出しなければいいのにー。まあ、これもサービスのうちなのかもしれない。
味は予想通りということで多くは語るまい。まあ、しょうがないのだ。
夕食を食べ終わると電気が消され、睡眠タイム。日本時間だとまだ8時前なので、宵っ張りの我が家は誰も寝られない。しかたないので(という理由をつけて)、ここで5ドルだしてビールを注文。ソフトドリンクは無料だが、アルコールは有料なのだ(T-T)
 
前日までの疲れも手伝い、子供たちも大人もどうにか寝ることができた。途中スナックが出たり、朝食が出たりして、寝たり起きたりしているうちに時間が過ぎていく。退屈だし、持参の本を読んだり、ゲームをしたりして暇つぶし。それでもなんとかヒューストンが近づいて無事着陸になった。

巨大!ヒューストン国際空港

ヒューストン到着は現地時間で13:45PM。日本時間だと深夜だ。長旅の疲れと眠気でみんなフラフラだが、ここで気合でトランジットをしなければならない。トランジットだけなのに、きっちり入国審査がある。指紋と写真までとられて、やはり警備は厳重だ。ゲートを出ると、閑散とした出口があった。人もまばらだ。何もすることがないので、ちょっとお茶を飲んで空港外へ出て記念撮影。その後も不安があるので、とりあえず再度出国手続きをしてしまうことにする。
出口から50m程のところにゲートがあるので、再度荷物チェック。ここも厳しかった。荷物からPCを出し、個別にチェック。靴を脱いでX線検査を受ける。すぐその後預け荷物はチェックイン。預ける瞬間に「この荷物は無事にキトにつくのだろうか??」という不安がよぎるが、成田を出る時に代理搭乗手続きをしてくれる日航がプライオリティタグをつけてくれていた。持ち主はエコノミー客だが、荷物はファーストクラス扱いだ。大丈夫かもしれないと思い直し、念力を込めて職員に荷物を手渡す。
 

とりあえずお茶 タコス美味しかった。

 
さてここで、約5時間の待ち時間だ。ヒューストン空港はむちゃくちゃ広い!成田の4倍ぐらいあると思うとイメージがわくかもしれない。
 
レストランやおみやげ物屋さんも数多くあり、暇つぶしには事欠かない。ここで一つイベントを考えておいた。実はこの空港の別名は「ジョージブッシュ国際空港」という。パパブッシュの名前をつけた空港なのだ。パパブッシュを記念した銅像が空港のどこかにあるらしい。時間を持て余していたので、これを探してみることにした。そこら辺にいた職員を捕まえて場所を聞く。言われたとおりに空港内を探検してみた。それにしても広い。結局迷いながら20分近く歩いただろうか。パパブッシュの銅像を発見した。写真ではよく分からないのだが、ネクタイもジャケットも風にあおられてはためいている。うーん、なんかテキサスっぽい。ちょっとカーボーイのような精悍さだ。結構ウケてしまった。日本だったらここまで格好つけないよねぇ(笑)アメリカだなー。
 
そんなことをしているうちに搭乗の2時間前になった。搭乗ゲートはD4のはずだが、これまたころころ変更になるらしい。こんな巨大な空港で迷ったら大変。早めに搭乗ゲート付近で待機していることにする。搭乗ゲートの案内は空港のあちこちにあるモニターで確認できる。空港のアナウンスでも放送してくれるが、やはりモニターはマメにチェックする必要がありそう。
 
しばらく待つとキト行きの案内がモニターに出た。予定通りのゲートから定刻に出発するようだ。ほっと一息。ここで失敗したら大変だもんねー。
 

キトへ!

心配だったトランジットも無事終了。コンチネンタル1210便は定刻に離陸した。ここまでの飛行機では日本人搭乗員も、日本人客もいたが、全くいない。日本人及びアジア系の人は私達家族だけのようだ。うーん、遠くまできたんだなーと感慨しきり。しかしここで感動に浸っている場合ではない。この飛行機が無事にキトに着くかどうかは天候次第なのだ。この旅行最大の難関がこの後に待っている。
 
フライト時間は6時間。疲れもあって寝ていたのでほとんどあっという間に到着したという感じだった。あんまり記憶がない(笑)
キト到着の2時間ほど前に起き、機内のアナウンスに耳を澄ます。到着30分ほど前にキト案内のアナウンスがあった。「キトの気温は○○度、現地の天候は○○・・・」みたいなやつだ。おお、これはキトに着陸できるのかな??と思った瞬間、それまでビジネス口調で案内していたアテンダントが叫んだ。「Welcome to Quito!!」うわああー、感動。キトに無事着けるんだ。肩の荷が下りたような気がした(まだついただけなのに(笑))
 
キトでエクアドルの入国審査を受けいよいよ入国。入国審査官はスペイン語しか通じないかもという話もあったので、何とか入国審査用のスペイン語を覚えていったが、質問せずにどんどんPCに必要事項を入力し、さっさと通してくれた。「グラシアス」というと、にこやかな笑顔で「よい旅を」と答えてくれた。嬉しいなー。
 
外に出ると迎えの人々の最前列に今回お世話になった旅行会社サロンゴの雛形さんが待っていてくれた。ここまで来て日本人の人に迎えに来てもらえるのは本当にありがたい。手配をしてもらったのが、現地にオフィスがあるサロンゴさんで本当によかったと思った(^-^)
 
雛形さんの案内でキトで宿泊するカフェカルチューラへ。このホテルは母がネットで探し、むちゃくちゃ楽しみにしていたのだ。昔の大富豪の邸宅を改築したこのホテル、壁には様々な絵が描かれ、かわいらしい!到着は深夜だったのでクリスマス用のライティングが施されため息が出るほどきれいだった(^-^)
 
このホテルについては別のページで説明することにして、とりあえず長い1日の疲れを癒すためにベッドにもぐりこんだ。
 

4人部屋のファミリースィートを予約 昼間のカフェカルチューラ
 

 


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