◆1日目◆
成田からキトへ
◆2日目◆
キト観光
◆3日目◆
GE2乗船
サンクリストバル島
◆4日目◆
バルトロメ島
サンチャゴ島
◆5日目◆
フェルナンディナ島
イザベラ島
◆6日目◆
ノースセイモア島
サンタクルス島
◆7日目◆
サンクリストバル島
◆8日目◆
グアヤキル観光
◆9日目〜10日目◆
成田へ
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朝の準備
船のベッドは広々としていてとても寝心地が良かった。疲れてバタンキューだったが、すっかり疲れも取れて快調だ♪
朝6:30に、起床の放送が流れる。なんて健康的な生活なんだー。普段の生活からは考えられないぞ(笑)
今日の予定はバルトロメ島。ここは数は少ないがペンギンがいる島として知られている。我が家はペンギンが大好きなので、ガラパゴス旅行をする際、ペンギンに会える可能性の高いスケジュールを組んでいる船を探した。今日はその最初のチャンスなのだ。
今日の午前中の予定はまずバルトロメ島にドライランディング。これは水に濡れることなく桟橋(と言っても小さなものだけど)から上陸するということだ。そして、バルトロメ島の小高い山に登る。階段が354段あると、前日夜のブリーフィングでかなり脅かされているのでドキドキだ。ハイキングが終わると、シュノーケリングだ。一度ディンギーに戻り、ビーチへウェットランディングする。二度ランディングがあり、ドライとウェットなので、ビーチサンダルとスニーカーを準備しなければならない。さらに、ハイキングがあるのでしっかりと水分をとる準備も忘れてはならない。いつもより多く荷物を持つことになる。
準備をしていると、7:00になり、今度は朝食の放送が入る。レストランへ移動だ。朝食は卵料理、ソーセージ、フルーツなどのバイキングだ。日替わりでエクアドル料理風なものもある。バラエティ豊かで、油断すると食べ過ぎちゃいそう。もちろんとても美味しかった♪
バルトロメ島上陸
美味しい朝食をのんびり食べている暇はない。7:45分にはもう上陸のためにメインラウンジに集合しなければならないのだ。
結構忙しいスケジュールだと分かってもらえるだろうか?大人だけならともかく、子連れの我が家はてんてこ舞いだった。子供たちには自分の荷物の準備は全て自分でさせるようにした。指示はするけど責任を持て!つい日本では面倒を見すぎてしまうのだが、ここではそのゆとりはない。子供たちも必死で準備をしていた。いい経験になったと思う。
昨日はアルバトロスから出発だったので、今日はブービーチームが最初だ。不公平が出ないように毎日交替に出発する。合理的なシステムだ。
昨日よりちょっと早めにディンギーに乗り、バルトロメへ向かう。先ず迎えてくれたのは真っ赤な色がとても目立つサリーライトフットクラブ。このカニ、なんと前後左右に歩けるのだ。しかもジャンプすることも出来るらしい。横歩きしかできない日本のカニと違ってとてもハイパーなのだ!
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説明をしているエンリケ |
子供の頃は黒いが、大人になるにつれて赤くなっていくとナチュラリストのエンリケが教えてくれた。
エンリケは専門教育を受けたナチュラリスト(ガイド)で、行く先々で見る動植物の説明をしてくれる。質問にもすぐに答えてくれるので、特殊な動物が多いガラパゴスではとてもありがたい存在だ。
ハイキング
さていよいよ、ハイキングだ。歩くのが苦手な子供たちはドキドキだ。エンリケも「長い階段だよ〜〜」といってみんなをびびらせる。ふう、大丈夫だろうか、私たち。
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荒涼とした景色が続く |
延々と階段
スニーカー必須だ |
きれいに整備された階段を上りながらエンリケの説明を聞く。少し登ったところでそばにあった石を持ち上げた。持ってみるととても軽い。火山の噴火でできた軽石なのだ。
さらに上がると見渡す限り草が生えている所に出た。草と言うより、日本でたまにうっているエアープランツみたいな感じ。これはティキリアという草らしい。「テキーラみたいな名前だよね。」とエンリケが言っていた。エンリケも飲むんだな・・・(笑)
これは火山の噴火後最初に生える「パイオニアプラント」だということだ。ティキリアがまず生え土を作り、次の植物が生えることができる環境が整うらしい。溶岩サボテンもパイオニアプラントだそうだ。溶岩サボテンは幹(というのかな?)の中に水分を蓄えるので、とても大事だそうだ。こんな荒地では雨が降ってもあっという間にしみこんでなくなってしまう。地表に水分を残すことができるこのサボテンは、バルトロメが緑の島になるためにとても重要なのだ。
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斜面一面に生える
ティキリア |
色合いがかわいい溶岩サボテン
猫のしっぽみたいだ |
火山の山肌では、この二種類の植物しか生えていない。まだ荒涼としている。荒々しい、まだできたばかりの島の迫力があった。
バルトロメ島動画 |
バルトロメ島ハイキングの様子。
山肌一面に生えるティキリアについてエンリケが説明している。
※写真をクリックするとメディアプレイヤーが開きます。(1.1MB)
音声つき。ご注意ください。
※正常に再生されない場合は写真を右クリックして保存してからご覧ください。
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頂上だ!
ふぅふぅいいながらも、思っていたよりも楽に頂上につくことができた。すっかり調子に乗ったわが家族。「楽勝じゃん!」と、さっきまでの不安顔はどこへやら、頂上からの眺めを楽しむ。正面に見えるのはサンチャゴ島。まるで月の様に荒涼とした景色だ。あちこちに噴火の後のクレーターが見える。海の中にもクレーターがあった。
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絶景ポイントで記念撮影 |
水中にもクレーター |
見下ろせばまさに絶景!ガラパゴスの風景写真に必ずと言ってもいいぐらい出てくる美しい岬が見える。あまりにもここの写真を良く見るので、撮ろうか迷ったけど、やっぱり撮ってしまった。ガラパゴスに行こうと思われている方は、たくさんHPを見ると思うけど、そのたびに見ることになる写真だと思う(笑)
ここはほぼ赤道直下にあたり、頂上にある灯台には緯度、経度が書かれている。
その前でまた記念撮影。なるほど、これは一見の価値ありだ。これほどの風景はなかなか見られない。ガラパゴスのクルーズに、この島がよく入っているのもなるほどと思う。
ディンギーツアー
しばらく美しい景色を楽しんだ後、ディンギーに戻る。一気にビーチに行くのではなく、近辺を動物を探して回りながら行くのだ。ディンギーに乗り込む順番を待っていると、あれ、なんか今水面に見えた!父が「ペンギンだ!」と叫ぶ。まじ??ウじゃないの??といいながらも子供と必死に目を凝らす。少しはなれた場所にまた浮かび上がる。うわーー!あれは、なんと、はるばる日本から来た一番の目的、ペンギン様に違いない!!もう感動だ。ペンギンだっ!と大声でチームのみんなに知らせる。やはりみんなペンギンは好きなようで、どこだどこだと見る。「エンリケー!ペンギンだー!」とエンリケにも知らせる。しかしエンリケは「ペンギンはイザベラで見られるよ?」とそっけない。うーん、見慣れてるとそうなのねー(笑)しかし、見られて最高に嬉しい!数が減っているという話のペンギンだ。はるばるここまで来て、全く見られない可能性だってあったのだ。よかった、よかった。
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ディンギーへ戻っているところ |
慣れるとディンギーは
とても楽しい |
ディンギーに乗ってすぐ、岩の上にガラパゴスササゴイがいた。近くにいるサリーライトフットクラブを狙っている。慎重に、慎重にカニとの間を詰めていく。こちらも息を殺していつ捕まえるか見入る。しかしこのササゴイ、慎重すぎてさっぱり間が詰まらない。カニの方は全く気にせずチャカチャカ動いている。一気に行けばいいのにー!と思いながら10分ほど待っていたが、進展がない(笑)慎重すぎるよ!ササゴイ!みんな待つのに疲れてしまい、エサをとる瞬間を見るのはあきらめて次の動物を探しに行った。
岩壁のようなところで、アオアシカツオドリを見つけた。この鳥、鮮やかな青い足がとてもかわいい。きょとんとした目もとても愛嬌がある。すかさず写真を撮る。このあとペンギンを探したのだが、見つからず、ビーチに向かうことになった。
さっき頂上から見た美しい岬にあるビーチで泳ぐのだ。
感動のシュノーケリング
昨日のオチョアビーチとは、全く違う色のビーチが広がる。ここは赤い砂だ。ビーチの横には切り立った岩があった。これは火山の噴火でできた雫状の溶岩が降り積もってできた岩だそうだ。どう見ても倒れそうだ。不思議な景色だなー。
さっそく水着に着替えてシュノーケリング。ここは昨日のビーチと違い、海底に岩があるので、魚に期待ができそうだ。
ビーチの左側のほうに岩が多そうなので、そちらへ向かって泳ぐ。水の中には予想通りたくさんの魚がいる。水深が浅いところでも、20cm位の魚が群れをなして泳いでいる。水がきれいなので、太陽の光が海底に美しい網目模様を作り出している。その中を魚が泳いでいく。とても美しい水中風景だ。
しばらくして、大きな岩のあるところまで来ると…すごい!海底一面にびっしりと魚の群れがいた。底が見えないぐらいの数だ。すぐに長男が素潜りで群れに突進していく。驚いた魚が左右にフワーッと分かれる様子も面白い。これはすごい。圧倒的な量だ。しばらく我を忘れて群れに見入ってしまった。
その後、周りの岩場を4人で見て回ることにした。黄色いハリセンボンのような巨大な魚や、オヤビッチャみたいな魚、ヒブダイみたいな魚など、いろんな魚を見ることができた。しかもどれもすごく大きい。魚影の濃さはさすがガラパゴス。栄養が豊富だということを改めて実感させられる魚の多さだった。
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ヒブダイ風
実は固有種 |
オヤビッチャ風
実は固有種 |
しばらくそのあたりで、それぞれ魚を眺めていると、少し離れたところにいた父が戻ってきた。なんかやけに嬉しそうな顔をしている。「ふっふっふ〜!俺のそばを今ペンギンが泳いでいったんだぞー!」
えぇぇぇぇ?!まじー??みんなで一斉に攻撃。ずるいぞ父!!みんなの攻撃をものともせず、「何て言われようと、ペンギンと泳いだという事実は変わらない。俺だけだ」という自慢げな父。「ペンギン速かったぞー。すごい速いぞー」だと。ううう、いいなぁ。
この後、母は、様子をみるために一足先に浜に戻った。遅れて戻った父&子供グループは巨大なエイを見たらしい。今回の旅は父に神が降りている。くくぅ。私も見たかったよー!
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毎日違ったものがあった。
今日はアシカだ! |
十分シュノーケルを堪能したあとGE2に戻る。船では簡単な軽食と飲み物が用意されている。疲れたところにとてもありがたいサービスだ。キャビンはきれいに掃除されている。一日二回、クリーニングが入るのだ。ホント快適だ♪
ベッドの上にはタオルで作られたかわいいオブジェが飾られていた。あまりにかわいいので写真を撮る。いいなー、至れり尽せりだな(^-^)
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