1・2日目 ナンディへ
 3日目 ヤサワ諸島へ
 4日目 ヤサワ諸島
 5日目 ヤサワ諸島
 6日目 マナ島へ
 7日目 ビーチコンバー島
 8日目 帰国

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3日目 ヤサワ諸島・ワヤ島へ

 あこがれのヤサワへ
いよいよ、今回の旅行最大のイベント、ワヤ島へ小旅行です。ワヤのオクトパスリゾートはHPがしっかりしているので、安心。事前に何度も質問メールを送りましたが、その都度丁寧な返信が帰ってきました。最後のメールでは、直接会うのが楽しみですねということになり、そういう面でも今日はとても楽しみです(^-^)
オクトパスリゾートの送迎の車がAM8:00にタノアインターナショナルへ迎えにきてくれるはず。車の特徴はバッチリメールで教えてもらいました♪ロビーで待つことに。
ところがなかなかこない・・・。約束の時間を過ぎてもこないので、不安げにしていると、様子を察したタノアのホテルの方々が心配してくれます。
20分待った所で、ラウトカにあるオクトパスリゾートの事務所に電話。もうすぐくるとのことで一安心です。結局30分遅れでやってきました。小さなマイクロバスでラウトカにあるオクトパスリゾートの事務所へ出発です。この事務所でカードの確認や迎えの船の時間などの説明をしてくれる予定。
1時間弱でラウトカに到着。メールで親切にしてくれたILIさんと会うことができました。ホントお世話になりました(^-^)
船の出港の時間は11時。それまでラウトカの街を散策してくださいとのこと。ワヤに行くとお店一つないので、必要なものも買ってくださいとの話がありました。特に必要なものは日焼け止めとの話。事務所に荷物を預け、みんなラウトカの町へ出かけて行きました。
 ラウトカ
ラウトカは首都のスバについでフィジー第二の町。ナンディも栄えている印象でしたが、いかにも観光の町という感じのナンディと比較して、こちらはビジネスの町という感じです。大きな建物がたくさんあり、ショッピングセンターも充実していました。我が家はここでビーチサンダルを購入。バックバンドのついたしっかりしたものがわずか12.5ドル(700円)
その後、ラウトカの町をぶらぶら散策。いかにも外国らしい、原色がペイントされている街並みがとてもめずらしく感じます。
ぐるりと一回りして事務所のほうに向かうと、近くに公園がありました。緑の芝生がとてもきれい。少し時間があるので、ここで休もうかということになり、娘が近くの切り株に腰をおろしました。そしたらなんと・・・その切り株はアリの巣になっていたんです。小さな赤いアリが一斉に娘を攻撃しはじめました!娘がパニックになって叫び始めたので近くに寄っていくと大量のアリが、一斉に噛み付いていました。必死で手で振り払っていると、公園にいた子供たちが寄ってきて、「ここにもいるよ!こっちにも!」と教えてくれます。一匹でも大変な痛みなので、教えてもらってとても助かりました。
やっぱり熱帯、アリも強力です。気をつけましょう。
このアリ、この後も何度も見かけましたが、普通にしていれば攻撃してきません。この時は巣の上に座ったので、アリの方も相当驚いたのでしょうね。
 いよいよ出航!
大変な目にあってしまいましたが、大騒ぎしているうちに出航の時間になりました。オクトパスリゾート所有の20人乗り程度のボートでワヤに向かいます。
実はこのボート、事前に調べた時、大変な思いをすると聞いていたんですよね。小さなボートなのに、すごいスピードで走るので、大変揺れるとのこと。子供でも大丈夫だろうかとかなり心配でした。大人でも船酔いで苦しむ人が多いらしいので、家族全員で酔い止め薬を飲み、出発。ドキドキです。
ラウトカの港を出ると、結構波がありました。ボートは時速40km程度でしょうか、波をものともせずに進んでいきます。大きな波がくると船長さんが波の動きをジーッと目でみて、タイミングを見計らって波に突進していきます。
スピードがスピードだし、ボートも小さいので、大きな波がくると船が飛び上がるんです。そして、ダーンというものすごい音と共に海面に打ち付けられます。床から海面に当る衝撃音が響いてきて、生きた心地もしませんでした。一緒に乗っていたお客さんたちも、思わず声を上げています。
案の定、1時間ほどしたところで、娘が気分が悪いと言い出しました。ぐったりしてきたのでどうしようかと思っていたら、後に座っていたイギリス人のカップルが、ペパーミントオイルを入れた水をくれました。この水のおかげで幾分回復。2時間ほどでどうにかこうにかワヤ島が見える位置までたどり着きました。

 動画も見てね♪
    ワヤに向かうボートの動画です。撮影後、さらに波が高くなり、飛沫がかかりそうで、カメラを出すこともできなくなってしまいました(^^;;;
写真をクリックするとメディアプレイヤーが立ち上がります。(音声あり)
 迎えの合唱
ワヤ島への上陸は、さらに小さなボートに乗り換えてなくてはなりません。桟橋など全くない島なので、小さなボートでないとサンゴ礁に当ってしまうのですね。
乗り換えて上陸地点を目指すとオクトパスリゾートの方達が一斉に合唱♪きれいなコーラスで歓迎してくれました(^-^)
浅瀬をバシャバシャと水につかりながら上陸すると、こちらへきて下さいとの案内。行ってみると砂浜にイスが数個おいてありました。なんとそこでチェックイン。みんなで円になってイスに座り、チェックイン作業と、滞在中のガイダンスを行います。なんか素朴な感じー。どこからきたのか、食べられないものはあるかなど、質問に答えた後、それぞれのブレに散っていきます。
ブレはフィジーの伝統的なスタイルで作られた、可愛らしい小屋です。屋根はヤシの木で作られ、柱は丸太が剥き出しです。でも、ベッドはきれいに掃除され、机の上やベッドの上はハイビスカスの花で飾られていました♪
ベッドの上の白い蚊帳もとてもロマンチック。船の疲れもすっかり忘れて、みんなで大喜びしました。
いよいよシュノーケルに挑戦だ!
部屋は海からの風が入って、とても快適。目の前すぐが海なので、ドアを全開にして景色を楽しみました。しばらく休んだ後、いよいよ楽しみにしていたシュノーケールに挑戦。オクトパスリゾートはシュノーケリングセットを無料で貸し出してくれます。子供用セットがなかった時に備え、子供たちには専用のマスクを持って行きました。聞いてみましたが、やはり子供用はないようです。持って行ってよかった(^-^)

波が結構あるので、子ども達にライフジャケットを貸してもらい、いよいよ待望の海へ!ママは水中撮影の準備もバッチリです♪
シュノーケルを貸してくれたスタッフによると、リゾート前のリクリクビーチの中央右よりのあたりから沖に向かって泳ぐとリーフエッジがあり、そこから右側は美しいサンゴ礁、左側は魚が多いとのこと。必ず中央右寄りから沖に出るように言われました。

ドキドキしながら海へ。砂浜から20m程度は白い砂に藻が生えていて、サンゴ礁はありません。
一面の藻の草原を抜けると・・・そこには色とりどりのサンゴが一面に生えていました!
さっきのスタッフが絶対に中央右よりから沖に出るように行っていたのも納得。右も左もサンゴだらけで、サンゴに当らずに沖に出るのは、そのルートしかないんです。

サンゴの色のカラフルさと言ったら・・・緑あり、青あり、ピンクあり、紫あり。本当にお花畑みたい!目の前に広がる景色が信じられませんでした。
 
ワヤに来てよかった、フィジーに来てよかったと、心から思いました。
ヤシの実とハイキング
海から上がって服を着替え、ブレの周りでのんびりしていました。周りにはヤシの木だらけ。しかもたくさん実がなっています。子供たちが落ちているヤシの実を見つけました。来る前に「キャストアウェイ」(トムハンクス主演の映画)を見ていたこともあり、ぜひ飲みたいと言い出しました。ところがこれ、映画の中でもわるのに苦労していたけど本当に割れない。石に叩きつけても、削っても繊維が硬くてわることができません。悪戦苦闘しているとリゾートのスタッフがやってきました。「ヤシを飲みたいの?ちょっとまってー!」と別のスタッフに頼んでくれました。やってきた男性はそばにあった鉄の杭のようなものにヤシの実をぶつけ、割るというよりむく感じで食べられるようにしてくれました♪初めて飲む新鮮なヤシのジュースはまるでスイカのような味。甘くてとっても美味しかったです!
 
ワヤ島は中央部に小高い山があり、頂上まで登ることができます。ヤシの実ジュースを楽しんだあとは、ハイキングを楽しむことに。中腹にある見晴らしのよい場所まで10分程度。さらに頂上まで20分程度とか。しかし、歩くのがあまり好きではない子ども達が大ブーイング。わずか10分だから歩けよー!
それでもなんとか見晴らしがいい中腹まで到着。もうすぐ日が落ちるところです。数名のスタッフの方ものんびり座って夕日を眺めながらおしゃべり中。目の前には紫色に染まった空が見えます♪この日の夕焼けは本当にきれいだった。トップページにある夕焼けの写真はこの時に撮影しました。忘れられない景色です。ここからは島の反対側が見えました。ブルーラグーンクルーズの豪華客船が沖合いに見えます。島がオレンジ色に染まってとてもきれい。来てよかったー!
 
スタッフの方が「頂上まで行くと三方向の海が見えるよ!」と教えてくれましたが、根性なしの我が家はここで断念。下山することにしました。

 動画も見てね♪
    厚い皮をむくと、まるで夏みかんの皮をむいたところのような、丸い実の中心部が出てきました。甘くて、癖のない美味しいジュースでした(*^_^*)写真をクリックで、メディアプレイヤーが立ち上がります。(音声あり)

カヴァと夕食
オクトパスリゾートは、朝食と夕食が料金に含まれています。どんなものが食べられるんだろうとワクワク。ブレでのんびりしていると目の前を通ったスタッフが「そろそろ夕食だよ〜」と教えてくれました。
食事をするのも砂の上に屋根だけつけた小屋のようなところ。そこに滞在している人全員が集まって食事を食べます。
席につこうとすると、砂の上に座って歌を歌っていた男性がいきなり「そこの日本人ー!」と声をかけてきました。おおー?なんだろ。聞いてみると、どうやら私達だけがこの島に来て「カヴァの儀式」を受けてないらしいんです。
一緒にボートに乗っていた他のお客さんたちは上陸後すぐフィジーの村を訪問するツアーに参加していたんですが、私達は子連れということもあり、部屋でのんびりしてたんですね。そのツアーでみんなカヴァの儀式を済ませたらしいんです。
カヴァの儀式を受ければ仲間と認められるらしい。私達だけまだ仲間になっていなかったんですねー。食事の前にカヴァを飲めという先ほどの男性を、横にいた女性が後でもいいじゃないかと助け舟を出してくれ、食後にカヴァを飲むと約束して席につきました。
食事はフリッターのようなものでした。うーん、どこかで食べたことのある味。噛むと種がコリコリしていて、とても美味しい。よく考えてみたら「ナス」のフリッターでした。調理法が違うと全然雰囲気が変わりますね。日本でもやってみようっと!
食後は約束どおりカヴァの儀式です。タノアという、木をくりぬいた入れ物に入れられたカヴァはまさに泥水の色。ヤンゴーナというコショウ科の木をつぶして絞ったものらしいです。

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    国や人種もさまざまな人々が集まり、同じテーブルでディナーを楽しみます。偶然日本で働いていたというUKの方がいました(*^_^*)写真をクリックで、メディアプレイヤーが立ち上がります。(音声あり)


それを一人ずつついでもらい、一つ手を叩いて一気に飲み干します。飲み干したら二回手を叩いて、ヴィナカ(ありがとう)といえば儀式は終了です。他の人が手を叩いたら、周りの人も合わせて手を叩くそうです。
説明どおり緊張しながらカヴァを飲みました。味は・・・うーん、美味しくはないけど、まずくもない。かすかにしびれる感じがあって、そのせいでひんやりと冷たく感じます。心配していた子供たちも全く問題なく飲み干すことができました(^-^)
写真をとりたかったけど、この儀式、結構厳粛な雰囲気で、撮ることができませんでした。式が終わった後、なんとなく嬉しかったです(^-^)
そういえばこのカヴァ。レストランに出してあったのはこの日1日だけ。わざわざ私達のために出してくれたみたいです。今でも本当に儀式をしないといけないしきたりなのか、あるいは体験したいだろうと気を利かせてくれたのかは分かりませんが、忘れられない思い出です♪


夜は持ってきたキンチョウ蚊取り線香をつけて就寝。心配していたほど虫もでなかったし、ゆっくりと快適に寝ることができました(*^_^*)
  

 動画も見てね♪
    人工的な音が全くしないと、本当に静かに感じました。この夕焼けは忘れられません。
写真をクリックで、メディアプレイヤーが立ち上がります。(音声あり)

 

オクトパスに滞在されたズミさんから感想と写真を送っていただきました♪
ズミさんありがとうございます(^-^)
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