陸上の動物

その1
 アオアシカツオドリ
 アカメカモメ
 アメリカグンカンドリ
 ウミイグアナ
 ガラパゴスゾウガメ
 
その2
 ガラパゴスペンギン
 ガラパゴスアシカ
 ガラパゴスオットセイ
 ガラパゴスコバネウ
 ガラパゴスノスリ
 ガラパゴス
    リクイグアナ
 カッショクペリカン
 
その3
 キョウジョシギ
 サリーライト
    フットクラブ
 シラガゴイ
 ダーウィンフィンチ
 マスクカツオドリ
 ヨウガントカゲ
 
魚/植物
 

ガラパゴスの陸上で見られる生物

キョウジョシギ

和名 キョウジョシギ
英語名 Ruddy turnstone
学名 Arenaria interpres
全長 24cm
分布
生息数
 
アラスカ北部や北極海に面したカナダ北部で繁殖、北半球の冬、カルフォルニアから南米にかけて飛来。その一部がガラパゴスにもやってくる。
小さな体に似合わぬ遠距離を旅する渡り鳥だ。写真はサンチャゴ島。つがいでちょこちょこ歩いていた。この他にノースセイモアでも見た。
 
おそらくショウジョシギだと思うのだが、固有種ではないため資料が少なく確信がもてない。
もし間違いがあればご指摘いただけると嬉しいですm(__)m
    

  

サリーライトフットクラブ

和名 オオイワガニ
英語名 Sally lightfoot crab
学名 Grapsus grapsus
全長 甲長6cm
分布 全域
生息数 オニのようにいる
 
未成熟個体
沿岸の岩場に多数生息。黒い溶岩の岩の上に赤い甲羅がひときわ目を引く。日本のカニと違い全方向に歩き、ジャンプして岩を飛び移ることまでできる。
主に海草を食べるが、雑食。
小さなうちは体色が黒く、小さな黄色い斑点がついている。
 
日本で見る渡りガニぐらいの大きさで、無数に岩に張り付いているうえ、体色が目立つので、印象が強い生物だ。
    

   

シラガゴイ

和名 シラガゴイ
英語名 Yellow-crowned night heron
学名 Nyctanassa violacea pauper
全長 体長61cm
分布
生息数
 
諸島に生息するサギの仲間では唯一夜行性。日本にいるゴイサギ(五位鷺)と形もよく似ていた。天皇がその美しさをめでて「五位」の位を与えたという伝説があるゴイサギ。色は違うがこちらもやはりとても美しい鳥だった。
頭にあるクリーム色の冠羽が目立つ。夜、バッタや昆虫などを食べる。
 
サンチャゴ島のオットセイコロニーの脇にいたところを撮影。さすが夜行性。むちゃくちゃ眠そうで、近づいてもピクリとも動かずボーっとしてまどろんでいる感じだった。


   

ダーウィンフィンチ

和名 ダーウィンフィンチ
英語名 Darwin's Finches
学名 全種に個別の学名
全長 全長13〜15cm
繁殖地 全域に13種
生息数
 
ダーウィンが進化論を発表することになるきっかけを作った鳥。諸島に5属13種が生息し、それぞれの島の食性に応じ、クチバシが変化。全ての亜種を総称してダーウィンフィンチと呼ばれている。
サボテンを食べる物、虫を食べる物、昆虫を食べる物など、それぞれ餌を食べるために適したクチバシに進化している。中にはマスクカツオドリの血を食べる(飲む?)吸血フィンチというのまでいる。他に競合する鳥がいなかったため、一つの種が爆発的に変化し、適応していった過程が想像できる。
 
最初にガラパゴス諸島に降り立ち、サンクリストバル空港で最初に見たのがダーウィンフィンチの一種、サボテンフィンチだった。その後もたくさんフィンチを見たが、近くで見ないとクチバシの違いが分からず、種類を特定することができなかった。
サンクリストバルのインタープリテーションセンターで、このフィンチの進化の系統関係を説明する図解があり、とてもわかりやすくまとめられていた。
地味な鳥ではあるが、やはりここでは外せない鳥。
(写真提供H様)
   

  

マスクカツオドリ

和名 アオツラカツオドリ
英語名 Masked booby
学名 Sula dactylatra granti
全長 86cm
分布 バルトラ・セイモア・プラザ以外の全域
生息数 50000〜10000つがい
 
ガラパゴス諸島に生息するカツオドリの中で一番大きい。大きな体を上昇気流の力を利用し離陸させるために崖に近いところに営巣することが多い。いったん飛び立てば堂々たる姿だが、陸上では大きな体をもてあまし、ヨタヨタと歩く感じらしい。
 
ヘノベサなどでは良く見られるようだが、私達が回ったコースではほとんど見られなかった。たった一度、イザベラの岩の上にいるところをディンギーの上から見ることができただけだ。
この大変美しいツートンカラーの姿を、ぜひ近くで見たかったと思う。
(写真提供H様)
    

   

ヨウガントカゲ

和名 ヨウガントカゲ
英語名 Lava lizard
学名 Tropidurus sp.
全長 体長25cm
分布 ダーウィン島・ウォルフ島を除く全域
生息数
 
諸島に全部で7種類いるが、同じに島に2種いることはない。写真はフェルナンディナ島で見た
Tropidurus albemarlensisという種。フェルナンディナ以外にもサンタクルス、イザベラ、サンチャゴ、バルトラ、サンタフェ、ノースセイモア、メジャーダフネ、プラザに生息。亜種の中では一番広く生息している種だ。
その他の島にもそれぞれ亜種が生息していて、色や体長に若干の違いがある。昆虫や植物の花、葉を食べる。
日本で見られるトカゲと同じようにしっぽを切り離し逃げる。切れたしっぽは再生する。
 
フェんルナンディナ、サンチャゴなどでよく見た。ウミイグアナと比べて目立たないが、良く見ると立派な面構えだ(笑)



  

  

 
 

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