2004年夏のイベント「夏の催し」の内覧会へ行ってきました。
イベントの内容についてのレポは
こちら

江戸東京博物館
場所 東京都墨田区横網1−4−8 Tel:03-3626-9970
アクセス JR両国駅西口から徒歩3分
首都高6号向島線駒形ジャンクションから約10分(駐車場有:団体・身障者優先)
料金 一般:600円 中学生・高校生:300円(都内在住中学生は無料)
お勧め度 ママ:★★★(巨大な復元建築物が迫力!展示もおしゃれ)
子供:★★★(ジオラマすごい。人力車に乗れて嬉しかった!)
許せる所要時間 自宅から1時間30分程度なら行く価値あり!
公式HP 公式HPへ 地図 公式HPに案内あり
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両国にある立派な建物が目を引く江戸東京博物館。何でまたこんな形になったのだろうと思うような、ものすごい形です。あまりに大きいので前景の写真をとることに失敗(^^ゞ公式HPで見てみてくださいね。
両国駅からは歩く歩道などもありあっという間。国技館の隣りにあります。この両国という立地がいいですねー。この日はお相撲が開かれていない時期だったのですが、大相撲開催中はちょんまげを結ったお相撲さんが荷物を持ってウロウロしていたり、力士の名前が書かれたのぼりが立っていたりと、江戸情緒があるところです(^-^)
受付をすぎ、常設展示のエリアへGO!
まず驚くのが巨大な日本橋の復元です。この日本橋、ものすごく広くて立派!江戸時代の話によく出てくるのも納得。おそらく当時の江戸の人たちはこの橋が誇りだったのでしょうね〜♪この橋をわたって江戸エリアへ入って行きます。
まるで橋を渡って江戸時代にタイムスリップするみたいですね(^-^)


 

館内は大きく「江戸エリア」「東京ゾーン」「通史ゾーン」に分かれています。まずは目玉の江戸ゾーン。
橋を渡ってすぐのところは江戸城を紹介するエリア。今はもうない江戸城がジオラマで再現されています。このジオラマ、本当に細かくてすごい。きれいな彫刻や立派な屋根が目を奪います。
忠臣蔵の松の廊下もありました!いやー、長い廊下です。さすが江戸城。ここで「殿中でござる〜〜!」ってやったんですかねぇ。ひとしきり忠臣蔵の説明をしながらまわると、子供も興味深々。なかなかいい感じの出だしです(^-^)

松の廊下。
屋根の断面もすごい。
江戸城のいくつもある門の一つ。
細かい彫刻も再現。

江戸城の展示エリアで武士の生活を見学した後、5Fエリアへ。ここは町人の暮らしが再現されています。一番最初に渡った日本橋の上から眺められるエリア。

この博物館、すっごい天井が高くて、巨大な空間が広がっているんですが、そのつくりを活かした立体的な展示が面白いです。自然に順路通りに誘導される感じ。江戸城から下にさがると街並みというのも、なんとなくイメージが分かりやすいですね。

ここは庶民の暮らしがとても活気に満ちていたことがよく分かります。江戸文化を象徴する浮世絵や芝居小屋など、実物大の再現も多くあり、ジオラマとの対比がとても面白い!
照明が若干暗くて、展示に光があてられ、オシャレな雰囲気です。新しい博物館だけあって、見せ方に工夫がありますね。

浮世絵の版木がずらっと並べられているコーナーでは親子共に感動。手間を惜しまず素晴らしいものを作ろうという心意気を感じます。

浮世絵の版木 職人の家を実物大で再現

ここでの圧巻は日本橋周辺のジオラマ!ものすごい数の人形が並べられ、当時の賑わいが聞こえてきそうです。さっき渡った日本橋がジオラマになっているのが面白い。不思議な感覚にとらわれます。
子供が大喜びしたのが、ジオラマのそばにあった双眼鏡。この双眼鏡を使うと、人形の細かい表情まで見えるので、なんとなく空から江戸の町を俯瞰しているみたい。長男がものすごくはまっていました(^-^)

手前に見えるのは芝居小屋 にぎやかですね!

芝居をテーマにしたエリアもすごい。歌舞伎で使われる様々なからくりや、助六の舞台を再現した展示があり、とてもキレイ!江戸時代ってきらびやかですね〜。まあ、日本中全てがこうだったわけじゃないのでしょうが、都会に限ればとても洗練された文化があったことが分かります。よく考えればせいぜい100年ちょっと前。うーん、なんか不思議な感じです。まさにタイムスリップ感覚です。

中村座の復元
歩いている人と比較すると
巨大さが分かる。
助六に出てくる揚巻太夫
何気にすごい美人だ!


 

昔の暮らしが体験できるエリアもありました。江戸時代の人が行商に使っていた天秤棒をつかった荷物や千両箱を持つことができます。どちらもすっごい重さ。とくに行商用の荷物はほんの少し持ち上げるだけでも大変です。こんなものを持って行商していたなんて・・・すごすぎます。長男は「行商人にはなれそうもない」と早くも敗北宣言。
人力車に乗れるコーナーもありました。明治のお嬢様気分で娘が大喜び(^-^)昭和初期頃の遊びを再現できるコーナーもありました。たくさんの子供たちが遊んでいました♪

子供には持ち上げるのは無理。
力自慢のママもギブアップ
自由にできて楽しいよ!


 

凌雲閣
江戸ゾーンを抜けて東京ゾーンへ。ここは明治〜昭和の建物や生活が再現されています。浅草の凌雲閣60mもあったとか。模型も大きく、館内でもとても目立っています。
他にも鹿鳴館のジオラマや明治の街並みの再現などもあり、江戸時代との比較がたのしめます。
ホントこの時代って大きく変わったんですね〜。流れに沿ってみていると時代の変化がよく分かります。

この辺りは実物大展示が多く、大変な迫力。建物の中に、実物大の建物を再現して建ててしまうというものすごい発想にビックリです。豪華ですよねー。見る価値ありです。

この博物館、小学校低学年だと難しと思うけど、少しでも歴史を勉強し始めた子供なら、楽しめると思います。
この展示方法の豪華さは尋常ではない感じ。見るだけの展示が多いけど、それでも十分楽しめるぐらい凝っていますよー(^-^)

明治の街並み。
急に洋風になりましたね〜
足の下には鹿鳴館が
再現されたジオラマ





ミュージアムショップで見つけて「火打石セット」
むちゃくちゃほしー!!
おもしろいものがいっぱいあるから、のぞいてみて〜!