サンデーサイエンス 

サンデーサイエンスは理科の実験室のようなところで、
実際に実験や工作をさせてもらえます。
毎週日曜日、午前と午後に行われます。
定員30名ですが、それ以上だと抽籤になるそうです。
この日は「種で遊ぶ」でした。
親子ともに、大変楽しめました。


オナモミ
いろいろな植物の種を、実際に自分で顕微鏡を使って調べます。
顕微鏡のピント合せなども、説明を聞き子供がやります。
この日はカエデやオナモミ、マツなどの、自分の種を様々な工夫で遠くに運ぶ植物を観察しました。
先生手作りの(?)紙芝居があったり、小さな子供にも分かりやすい工夫がされていました。
オナモミ(左下の写真)がなぜくっつくのか調べるために、顕微鏡で覗いたところ、なんとオナモミの刺の先はかぎ状に曲がっているんです。
そのせいで一度付いたらなかなか取れないんですね!
動物の毛にくっついて、遠くまで運んでもらうためにそのような形をしているそうです。

このしくみはマジックテープを作るときに参考にされたという話です。


この二つの種は、クルクルと回転しながら風に乗って遠くまで飛んでいきます。
まるでヘリコプターのようにくるくる回るので、何度も落として楽しんでいました。
この他にラワンの種や、アルソミトラという珍しい種も見せてもらいました。
ラワンの種はまるで羽つきの羽根みたいで、種というより立派な工芸品のようでした。
アルソミトラの種は薄いくてグライダーの羽そのものでした。
実際にグライダーを作るときにこの種が参考にされたということです。


観察が終わると、実際に自分でこの種の模型を作ります。
どれも、簡単に作ることができます。
帯状にきった折り紙を折り、重石代わりのホチキスでとめて作ります。
リボン状になっているのがウルシの種の模型。
双葉のような形をしているのがモミジの種の模型です。
モミジの種の模型は帯状のものを真ん中で少しずらして折って、ホチキスで止めます。(2回ほどホチキスでとめてください)羽のカーブの付け方で、様々な回り方をします。
真ん中の大きなものはラワンの種の模型です。
薄い発泡スチロールでモミジと同じように作ってあります。
どれも簡単にできました。実際に遊んでみるととても面白いです。


飛ばそうとしているところです。
回転している様子は速いので写りませんでした(^^ゞ
博物館の中でこのサンデーサイエンスが一番楽しかったと言っていました。
2002年2月はこの「種で遊ぶ」、3月は「化石の模型を作る」イベントが行われるそうです。

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