水族館の裏側探検  

今回一番子供たちが喜んだのはこのツアー!小学生以上だったらぜひ参加してほしいです(^-^)
受付は入場してすぐのところで行っています。1回の参加人数が15名と大変少ないので、
朝のうちに予約を取ってしまいましょう。募集の案内等の看板は特にありません。
受付が良く分からないときは係員に聞いてください。

水族館の裏側探検ツアー時刻 10:30 13:00 15:00

決められた時間に集合場所に行くと、案内のお姉さんに、水族館のバックヤードに続く通路に案内されます。
入ってすぐのところで長靴に履き替え、イヤホンを渡されます。
バックヤードはかなり機械の音がうるさいので、説明が聞きやすいようにとの配慮です。
時折電波の状態が悪くなり、説明が聞き取りにくいことがありましたが、不自由することはありませんでした。
バックヤードは撮影禁止で、残念ながら写真は撮れませんでした。
印象深かった説明は各エリアの詳細説明のページに書いてあります。

水族館は大規模な装置が必要で、どこでも全体の約2/3がバックヤードになっているそうです。
大洗は大きな水槽が多いので、ろ過設備も特に大規模でした。出会いの海の大水槽だけのために300t入るろ過タンクが6個も必要とのことです。

バックヤード全体に張り巡らされたパイプが、まるで工場のプラント内にいるような感じ。
また、大きな魚を搬入したり移動したりするための、モノレールの線路のようなレールが天井一面に貼り付けられ、改めてこの水族館の規模の大きさを感じました。


それぞれの水槽の上には、餌をやったり中の様子を観察するために「キャットウォーク」という、橋のようなものがかけられています。(これも渡らせてもらいました。)
マンボウ水槽の上にもこれがあったのですが、ここだけなぜかキャットウォークの下に何かがくっつけてあるんです。
(左の図の黄色い部分です)
案内のお姉さんの説明によると、マンボウは突然水面にジャンプすることがあるんだそうです。
理由は寄生虫を取るためと言われているそうです。
マンボウがジャンプしてキャットウォークに激突しないように、スポンジを貼り付けてあるとのことでした。
あんなにのんびり泳いでいるマンボウが突然ジャンプするなんてビックリ!!
こんな話を聞けるのも、このツアーならではですね♪
サメの水槽のところでは、餌のやり方や掃除方法についての話を聞くことができました。
水槽の中にはサメとエイがいます。
底に白い石のようなものが散らばっているのですが、これは餌のハマグリの貝殻なんですね。
殻つきのまま与えると、ボリボリ噛み砕いて食べるんだそうです。

噛み砕かれた殻を掃除しなくてはならないのですが、相手はなんと言ってもサメです。
普通に入ったら食べられちゃいますよね(ToT)
で、中に右のような檻状のものを入れて、その中で掃除するらしいんです。
この掃除方法がものすごい!
まずこの檻を水の中に沈めます。
檻の下の部分に柵がないのが分かりますか?
あとからウェットスーツを着た飼育係さんが、食べられないように必死で泳いでこの中にもぐりこむんだそうです。。゛(ノ><)ノ
まさに命がけ!怖いですね〜!



ここは、オーシャンライブのバックヤードです。
ここでイルカがショーの訓練をするそうです。
イルカも必死で練習するんだけど、早いイルカで1年ほど、遅咲きの(笑)イルカだと、ここで3年も練習しなければショーに出演できないそうです。
イルカも飼育係さんも大変ですね。

イルカは大変人間味のある生き物のようで、餌を与えられることだけを楽しみにして演じているのではなく、褒められるのが大好きなんだそうです。
いいかげんなショーをやって、飼育係さんに怒られると、逆切れして、他のイルカに当り散らすこともあるそうです。

また、発情期になると、ショーを上手くやることより仲良しのガールフレンドと一緒に泳いでいる方が楽しくなり、いくら命令しても、二人の世界に入っちゃって(笑)、のんびりじゃれあったり、泳ぎ回ったりしてしまい、ショーにならないこともあるそうです。。
いろんな苦労があるんですねー(笑)

右の女性が飼育係の方。大変親切に質問に答えてくださいました。
この他にも、エサを作るところや、エサを保管しておく-20℃の冷凍庫などにも入れてもらいました。
朝のうちに作られたえさは、巨大な冷蔵庫の中に保管されていましたが、エビあり、イカあり、魚あり(笑)。とってもおいしそうでしたー(^-^)

所要時間は1時間弱。あっという間に終わってしまった感じがするほど、大変充実したツアーでした!