船の予約

小笠原へ行く交通手段は現在船しかありません。
船は一週間に1往復、夏休みなどの繁忙期でも週2便しかありません。しかも、所要時間はなんと25時間30分!うはー、すごい遠いですねぇ。
 
船の予約

 
宿の予約
 
 
ドルフィンウォチング

 
持ち物
そのため、宿の予約を取ろうとすると、必ず「船の予約を取ってからにしてください」と言われます。そうですよね、まず船の予約を取らないことには、泳いでわたるわけにも行かないし(^^ゞ
そういう訳で、小笠原に行こうと思ったらまず、船の手配をすることになります。
小笠原航路は「小笠原海運」という会社がやっています。海運のHPにアクセスすると詳しい値段、設備等が出ていますので、確認してください。
お盆やゴールデンウィーク、年末年始などは、かなり早く売切れてしまうそうです。早めの手配が必須です。
 
小笠原海運
 
現在運行されているおがさわら丸は、春になるとお役ごめん。新しい船が就航する予定です。価格等変更があるかもしれませんが、現在の価格を書いておきますね。
 
 おがさわら丸運賃表(片道)
期間
7・8月を除く各月
夏期(7・8月) 
等級
おとな
こども
おとな
こども
2等
22,570円
11,290円
25,100円
12,550円
学割
18,060円
20,080円
特2等
33,850円
16,930円
36,380円
18,190円
1等
45,140円
22,570円
50,190円
25,100円
特1等
52,190円
26,100円
57,240円
28,630円
特等
56,490円
28,250円
62,790円
31,400円

 
このように、ランクが上がるごとにかなり値段が高くなっていることが分かります。
2等はいわゆる雑魚寝。カーペット敷きの床に毛布を貸してもらって寝ることになります。混んでいる時は「難民船」状態だとききました。しかも、いろいろなHPを見ると、この2等に乗った人のおがさわら丸に対する評価がすごく悪い・・・。
うーん、もしかしてむちゃくちゃ乗り心地悪いのかな?!
今回は子連れということもあり、周りを気にしながらだと楽しめないかも・・・。ちょっとお値段が辛いですが、大決心をして特2等を予約しました。
 
荷物を置くスペースもあり
快適でした。
まず海運に電話をして、空きを確認し予約、その後振り込みをするとチケットが送られてきます。詳しいことは旅行記に書きますが、この特2等が大正解!大きな窓があって、向かいに2段ベッドがあるので、ほぼ個室ムードで船旅を楽しめました。
長い時間でもカーテンを締めればプライバシーが確保できるので、他人の目が気になることもありません。子供達は思い思いに本を読んだりお菓子を食べたり。子連れの特2等はおすすめです!まあ、もしもっと予算がある方はさらに上級の等が快適とは思いますが、我が家はこれで十分でした(^-^)
 
 
 
特2等以上は「サロン」
という部屋も利用できる
小笠原の旅の大きなウェイトを占める船。少しお金を出して、快適に過ごせれば、より小笠原の旅が楽しくなると思いますよ♪(^-^)
 
 
※ただでさえ高い運賃なので、いろいろ利用してできるだけ安くしたいもの。2等に乗船予定の方は小笠原ホエールウォッチング協会に入ると1割引になります。この他にも割引が受けられる方法があります。探して一番いい方法を選んでくださいね。
 
小笠原ホエールウォッチング協会
 

 

 宿の予約

船の予約が完了したらいよいよ宿の予約。まずは観光協会のHPにアクセスしてみましょう。ここはいろいろな宿が紹介されているのでとても便利です。
HPに連絡先が書いてあるので、電話でパンフレットを送ってもらうように依頼すれば、すぐに送付してくれます。このパンフがとても便利。宿情報の他にも様々なレジャー情報が出ていますので、おすすめです(^-^)
 
小笠原観光協会
 
庭から直接部屋に入れる♪
小笠原はリピーターの人が多く、年齢層も若い方が多いようです。宿も大部屋がほとんどのところもありますので、家族でいかれる方は部屋割りなどもよく調べて予約を取るようにしましょう。
 
今回我が家は4人部屋がある父島ペンションさんを予約。HPもしっかりしているし、直接部屋に出入りできるのがいい感じです(^-^)ここが二食つきで6300円。食事もボリュームがあったし、毎日いろいろなデザートがつき、大満足でした。
 
父島ペンション
 
 父島の宿はだいたい6,000円〜10000円位です。人気の宿はすぐに満室になってしまうので、ぜひ早めに手配して、希望の宿&部屋をおさえるようにしましょう。
 
 

 ドルフィンウォッチング

 
小笠原に行ったらぜひ挑戦して欲しいのがドルフィンスイム。船で父島周辺を巡り、イルカに会ったら一緒に泳ぐという日帰りツアーです。春だとザトウクジラ&ドルフィンスイム、夏ならマッコウクジラ&ドルフィンスイムがシーズンです。
ザトウクジラ&ドルフィンスイムだったら近海でできるのですが、マッコウクジラは水深が1000mあるような外海にいるので、できる船が限られています。せっかく父島へ行って、満員でできなかったら本当にショック。ぜひ行く前に予約をしてしまいましょう。お盆シーズンだと7月上旬までなら余裕があることが多いそうです(年によって異なると思うので注意)うちも7月に入ってすぐ予約しました。
 
いろいろな船が出ているので迷ってしまいますが、今回は子連れということで、なるべく揺れない船を捜しました。パパヤマリンスポーツの出しているミスパパヤと言う船が大型で揺れも少ないとか。ただちょっと高いんですよね。一人10000円でした。電話して話を聞いてみることに。
 
温水シャワーも
ついていました
ここの会社は1回のドルフィンスイムに2艘の船を出すそうです。一艘がドルフィンスイムをしている間にも、もう一艘がマッコウクジラやほかのイルカを探しているのだとか。さらに父島にある高台からも望遠鏡で探すそうです。計3ヶ所から探すんですね〜。それなら高いのも納得。電話の時に説明をしてくれた方の「うちは絶対の自信があります。うちが探せなければその日はいないということです」という自信に満ちた言葉にも感動(^-^)そこまでいうならきっとがんばってくれるに違いないと予約をすることに決めました。その他の有名な船へのリンクも張っておきますね。
 
パパヤマリンスポーツ
父島タクシー
ピンクドルフィン

 
 

 
 

 持ち物

  
まず何を置いても忘れてはいけないものが日焼け止めと酔い止め。長時間の船旅になりますし、親子どちらかでも船酔いしたら最悪です。
 
薬剤師さんに聞いたところ、酔い止めは長時間効くタイプの物が良いとのことでした。アネトンという酔い止め薬が1日1回で効果があり評判がよいようです。
お子さんの年齢にも注意。ほとんどの酔い止めが15歳以上からの大人用の物と、15歳未満の子供用の物に分かれています。ところが15歳未満でも体格の良い子供だと効かないことも多いとか。子ども用には大人用の半分しか薬効成分が入っていないそうです。わが家の子供はどちらも体格が大きいので、薬剤師さんに相談の上大人用のものを服用しました。ただ、酔い止めは強い薬なのでくれぐれも自分の判断で分量を増やさないようにしてください。
 
日焼け止めはなるべくSPF値の高いものを。SPF50の物を購入し、頻繁に塗りなおしましたが、それでも焼けました。
日向にいると日差しが痛いほどでした。管理人は耳たぶに塗るのを忘れ、半日でヒリヒリしてきてビックリ(^^ゞ慌てて塗りました。日焼けしすぎで病院に行く方も多いそうです。子どもはすぐに夢中になってしまうし、親が気をつけて塗りなおしを行うようにしましょう。
 
予想以上に必要だったのがバンソウコウ。珊瑚の浜が多いので、ちょっとしたかすり傷がたくさん付きます。またなれないフィンやビーチサンダルでマメができてしまうことも。海に入るのですぐ取れてしまい、現地で買いなおすことになりました。
 
以上の物はどれももちろん現地でも販売していますが、購入できるのは大村地区のみです。海岸付近には薬局はおろか売店もありませんので、かならず海に入る前にそろえていきましょう。
 
父島へ行ったらぜひやりたいのがシュノーケリング。むちゃくちゃすごいです。やらなきゃ損です。3点セットもぜひ用意しましょう。
ただ持っていくのが大変ですので、現地で借りることもできます。1日1,000円程度でした。家族だと結構な金額になってしまうので難しいところです。
 
ドルフィンスイムへ行く方はTシャツや短パンの他に軽くはおれるもの(長袖のジャンバーなど)があると便利です。日差しは大変きついですが、海の上はかなり風があり、濡れた体にかなり寒く感じることもありました。また、日焼け止めにもなります。水着だけよりもすこし上着を着ていたほうがリラックスできますし、とても重宝しました。
 
準備ができたら
いよいよ出航だ!
着替えについては、多くの宿で洗濯機が用意されているようです。私達が泊まった父島ペンションにもありました。宿泊予定の宿に聞いた上で、着替えの枚数を決めるとよいと思います。
 
必須と言う訳ではありませんが、荷物に余裕があるようなら、行きのおが丸の中で飲むための2リットルペットのお茶等を凍らせて持っていくといいかもしれません。中では500mlペットのみしか売っていませんでした。船内が冷房で乾燥しているので、頻繁に喉が渇きます。冷たくなくてもいい方は竹芝のコンビニで購入してもいいですね。