渡瀬遊水地  


渡瀬遊水地
場所 栃木県下都賀群藤岡町1 TEL:0282−62−1161
アクセス 東北自動車道:館林I.C.より東へ約20分
東武日光線「新古河駅、柳生駅板倉東洋大前駅、藤岡駅」下車
料金 無料
お勧め度 ママ:★★★★(こんな近くに、こんな自然があふれる場所があるなんて!何もないといえば無いけど、この景色があれば十分!)
子供:★★★(はがき作り、面白い。こういうところは自分は好き。)
許せる
所要時間
自宅から2時間程度だったら行く価値あり!
公式HP 公式HP 地図 公式HPに地図あり
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 これはなんだ??

5月のある日、ママはお出かけ先を探すために地図を見ていました。最近行き尽くした感があって、どこか穴場はないかなーと(笑)
そんな時、地図に気になるものを見つけました。埼玉県の右上にやけに広い湿地帯のマークが。
なんかすごい広さなんです。そこだけ地図にぽっかりと穴が開いたみたい。「渡瀬遊水地」と書いてあり、中には色々な施設があるようです。あんまり聞かない場所だけど、遊水地ってことは、一面土手みたいになってるのかな?。気になってしょうがありません。

(グーグルのサテライト機能で見るとこんな感じ。すごいですよね!)

これは見に行ってみるしかない。ネットで検索を掛けてみると湿地資料館では体験ものもあるみたい。
早速お出かけの準備です(^-^)
この日は薄曇ながらちょうどいい気温♪途中、街路樹のハナミズキがピンクの可愛い花を咲かせています。窓を全開にして春の空気を楽しみながらドライブしました♪

しばらくすると渡瀬遊水地のエントランスが見えてきました。中央エントランスと北エントランスがあります。ものすごく巨大な遊水地なので、目的と違うところに停めると大変なことになります(笑)
谷中湖のほうへ行きたいなら中央エントランス、私たちはとりあえず広い遊水地を見たかったので北エントランスへ入りました。

ハナミズキが満開。
優しい花ですよね〜
とにかく広い!


  ひ、広い!!

北エントランスの駐車場に停めて階段を上ります。上に立ってみると…ひぇぇぇぇ〜すごい広さ!見渡す限り一面葦の原です。ちょっと車を降りて散歩と思ったけどとんでもない。歩いたら明日になっちゃいます(^-^;)
すぐに車に戻り、とりあえず車で中に入ることに。



車で走っていてもその広さは感じられます。なにしろ景色が変わらないんです。延々と葦の原。普通どんな広いところでも10分も走れば行き止まりなり、出口なりに行き着きますよね。それが全くない。なんか北海道みたい。なんかすごく気分がいいドライブです!
起伏がないから余計広さを感じるんですね〜。なんか地平線が見えそう。すごい開放感!
 
こんな景色が延々と続く 山藤が咲いていた


 展望台に昇ってみる

この葦の原の中心に展望台があります。この平原を上から見ると更に凄そう。早速昇ってみることに。
かなりな高さがある展望台で、上には望遠鏡が備え付けられています(無料) 360度すべて平原という、関東ではなかなか見られない絶景が広がります。
よく見るとあちこちに鳥の姿が見えます。望遠鏡で覗いてみると、川のそばにササゴイらしき姿を見つけることができました(^-^)
空にはヒバリの賑やかな鳴き声。鴨も沢山います。いや〜、これはいいかも!自然があふれています。昼寝したくなっちゃうぐらいのどかだ〜(^-^)

展望台。人が小さく見えます 群馬の山々が見える。
延々と続く道。
写真より数倍凄いよ。
植林され、とても整備された
谷中湖方面の景色


 展望台に昇ってみる

雄大な景色を堪能した後、湿地資料館へ。この資料館では遊水地にある葦を使って、葉書を作ることができます。
またまた延々と続く葦の中の道を走り、湿地資料館へ。でもなかなか見つからなくて困りました。やっと見つけた湿地資料館はとても小さな建物。ホントにここなんだろうか…(^-^;)
中に入ると湿地についての説明の展示がありました。すごいなーと思ったのは鳥。さっきの展望台でも鳥の多さを感じましたが、大変な種類の鳥が生息しているようです。こんな町に近いところなのに、オオタカなどの大型の猛禽類から、ミミズク、キジまで生息しているそうです。冬には白鳥も飛来するみたい。野鳥の楽園なんですね♪
湿地資料館にいた係の方がとても丁寧に説明してくださいました。鳥が好きな長男は質問攻めです(笑)

プレハブの様な小さな建物です とても詳しく説明してもらいました

 展望台に昇ってみる

ここで葦の紙漉きができると書いてあったけど、それらしい設備はない。やってないのかな〜と思って、ふと見ると受付に小さく案内が出ていました。
先ほど説明してくださった係の方に頼むと、さっそく紙漉きをやらせていただけるとのこと(^-^)
受付の隣の部屋へ行き、紙漉きの準備です。台所の洗い桶のようなものや、ジューサーなどが出てきて、とっても手作り感があります(^-^)家でも作れそう!係の方がまた一つ一つ丁寧に説明をしてくれました。

渡瀬遊水地の葦は毎年3月にすべて焼いてしまうそうです。葦原を守るためにしょうがないのだとか。でも焼いてしまうだけではもったいない、この葦を有効に利用できないかと、この葦の紙漉きを考え出されたそうです。

葦を細かく刻み
さらに煮てやわらかくした所。
これが煮てドロドロになった状態
この状態を「パルプ」というそうです
漉き方を教わっている
均一になるように
板でしごくようにして、
水分を取る。
慎重にはがし、アイロン掛け 好みのものを貼り、
スタンプで仕上げ

できた葦の葉書は素朴でいい風合いです。細かい繊維が見えて、とても涼しげ。暑中見舞いなどにぴったりかも(^-^)
漉きながら様々なお話を聞け、大変貴重な体験をさせていただきました。
 
この紙漉き、湿地資料館の係の方がいれば無料で体験させてもらえますが、5人以上の場合は準備のために前もって予約が必要とのこと。詳しくは公式HPを参考にしてくださいね。葦の紙漉きについての説明はこちら

 展望台に昇ってみる

我が家は自然中心にまわってきましたが、この遊水地では様々な施設があります。
バーベキュー、サイクリング、釣りなど、それぞれの家の好みにあった遊び方を探して楽しんでください。

子供広場では小さなアスレチックや水遊び場もあるようです。こんなに自然があふれた場所で食べる焼肉はきっと最高だと思います〜(^-^)

バトミントンなどの遊び道具を持っていって、子供と本気で対戦!というのも良さそうですね!

何もかもそろった公園ではないけど、あふれるほどの自然があります。季節のいい時に、お弁当を持って遊びに行って欲しい公園です。