ジャパンスネークセンター
場所 群馬県太田市藪塚町3318 Tel:0277-78-5193
アクセス 東武浅草線(りょうもう号約90分)薮塚駅より徒歩10分
東北自動車道佐野藤岡ICより桐生方面40分(駐車場有600円)
料金 一般:1000円 子供:500円(公式HPに割引情報あり)
お勧め度 ママ:★★★(こういうマニアックな施設はかなり好き!)
子供:★★★(予想外に面白かった。蛇結構かわいい)
許せる所要時間 自宅から1時間30分程度なら行く価値あり!
公式HP 公式HPへ 地図 公式HPに地図あり
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ジャパンスネークセンター、以前から気になっていました。なんと言ってもここのすごいところは、巨大ニシキヘビを首に巻いて記念撮影ができるところ!信じられない、すごい体験です。

やっぱりあったゴムの蛇
ネタが大好きな私としては行かないわけにはいかない・・・。しかし、子供達の猛反対が。蛇が嫌いという訳ではないけど、首に巻くのはちょっと…というしごく常識的な反対理由でした。
うーん、そんなこと巻いてみてから言わなくちゃ。巻いたら結構楽しいかもよ?と無理やり説得してスネークセンターへGOです。

ネットで下調べをしたら、かなりディープな施設っぽい。行って思いっきり外したらどうしようと、少し不安に思いながらの出発です。
佐野藤岡を出て50号線を経由し、その後かなりのカーブが続く山道を抜けやっとのことでスネークセンターへ。入口からすでにかなりディープな雰囲気が(笑)こ、これは結構やばいかも。子供向きじゃないかも〜(^^ゞ
ここは無理にでも明るさを装って中へ行くしかありません(笑)

ここは敷地が広大で、敷地内にたくさんの蛇が飼われています。屋内、屋外あわせてなんと10万匹もいるとか。
しかし、この日は大変な猛暑。屋外の飼育場の蛇はほとんど見つかりませんでした。そりゃこの暑さ、蛇も日陰に逃げているに違い有りません。
やっとのことでアオダイショウを見つけました。そばには脱皮した皮が風に揺れています(^^;;;
うはーー、すごいなぁ。なんかこんな施設って、他にはないかも。

塀の向こうには蛇が
放し飼いになっている。
暑さにばて気味の
アオダイショウ
風に揺れるアオダイショウ
の皮


 

入口でもらったパンフには様々なイベントが書かれていました。この日は「ハブの採毒実演」「蛇の体験教室」「ニシキヘビとの写真」が予定されているとのこと。とりあえず、蛇の屋内展示を見ながら時間をつぶし、採毒実験の時間を待つことに。
蛇の屋内展示は予想通りというか、蛇だらけです。かなり古い展示室の中に、蛇、蛇、蛇。嫌いな人はむりですね〜。うちは爬虫類系は特に苦手ではないので普通に見ていましたが、蛇だけなのでちょっと飽きるかな。
良く見ると結構かわいい蛇の顔を見ながら、1時間ほど過ごしました。

この猛暑に冷房なし
死ぬほど暑い。
水中にいる毒蛇
かなり気持ち悪い
アルビノ
ご利益がありそう…

暑さに相当参りながら、いよいよ蛇の採毒実演へ。採毒室という部屋があり、窓から中の様子を見られるようになっています。
白衣にタオルをかぶった方が登場。ここも冷房なしなので、見ているほうも暑いですが、窓に仕切られた中はさらに暑そう。この辺りまで、相当厳しい見学になるかなと思っていました。

いきなり採毒をするのかなと思ったら、まずは国内の蛇についての話。ハブやマムシ、ヤマカガシを次々に篭の中から出し、説明をはじめました。
慣れているとはいえ、鮮やかな手つきで毒蛇を取り出して見せる手はずはすごい。威嚇している蛇をものともせず、どんどん蛇を取り出していきます。それぞれの毒蛇の説明やかまれた時の症状、対処法などを非常に手際よく興味深く説明してくれました。 

説明によると、日本の血清は蛇によって違うので、何にかまれたかを知るのが大変重要なのだとか。それと早期の治療が何より大切。特に昔は無毒といわれていたヤマカガシは、かまれた場合、まず頭痛がきて、数日後全身から出血することがあり、大変危険とのこと。ヤマカガシの血清は、東京の国立感染症研究所、杏林大学、そしてここにしかないので、かまれた場合(財)日本蛇族学術研究所に早急に連絡してくれとのことでした。マムシについては現在も年間10人以上がなくなっているので、注意してほしいとおっしゃっていました。毒蛇の知識がない医者だと手当が遅れるので、(財)日本蛇族学術研究所へ連絡ををすれば治療のアドバイスをすることも可能だそうです。

目の前の蛇に
子供も夢中
ヤマカガシ
なれた手つきで見せてくれます

すごい暑さの中でしたが、非常に興味深く大切な話ばかりなので、引き込まれるように聞きました。怖い話ばかりでしたが、途中クイズを交えてくれたり、飽きさせない工夫があり、とても面白かったです。

一通り日本の蛇についての注意が終わるといよいよ採毒。これがハブを素手で器用につかみ、コップのに牙を引っ掛けるようにして毒を取っていきます。ぱっくりと開けられた口がすごい迫力!いや〜、これ、すごいですよ。こんなものを間近に見られるなんて!
この日30人ほどの人が見ていましたが、この暑さの中でも、席を立つ人はほとんどいませんでした。すごい実演でした。

採毒中。
やっぱり表情が真剣
これが毒。これ意外なことに
飲んでもOKなんだって。
しかも美味しいんだとか。ひぇ〜


 

非常に面白かった採毒実演を終えていよいよニシキヘビとの記念撮影です。
ここでなんと驚きの事実が!来る前までは普通のニシキヘビと記念撮影だと思っていたんです。公式HPにも何も載っていなかったし。しかし、途中の蛇展示室の中にびっくりな看板が。



ま、まじですか〜?!あの叶姉妹が飼っていたニシキヘビ、しかもアルビノ?!
ひぇ〜びっくり。なんでまた、どうして叶姉妹のニシキヘビがここにいるんでしょうか?大きくなって飼いきれなくなったので、ここで第二の人生を歩んでいるのかな??

とにかく撮影会場へ。ポラロイドで撮影してもらって一回1000円です。大勢で並んで撮っても、1000円。手持ちのカメラでも自由に撮れます。

決められたところに立つと係りの方が篭から蛇を取り出してきます。出てきた蛇は・・・うわー、真っ白なニシキヘビ。きれい〜〜!首に巻いてもらって撮影開始です。
叶姉妹にかわいがられていた蛇が、今うちの子供の首に(笑)謎の多い叶姉妹の生活を知っている蛇だわ。口が利けたらお話したいところだ(笑)
白さもあって、来る前は嫌がっていた娘も大喜び!バッチリ笑顔で写真に収まりました。



 

来る前は楽しめるか心配だったけど、来てみて相当楽しめました。ここは動物園感覚で来るとつまらないかも。ただ蛇がいるだけだし、施設も古いし。
でも、蛇について学べる研究施設だと思えば、相当楽しめます。実際ここは財団法人日本蛇族学術研究所の一部を一般公開しているという位置付けなんですよね。

こ、このオブジェはいったい?!
夏だからかなぁ??
とにかくイベントに参加して、実演を見ることかも。採毒の実演は、日本の毒蛇について、知っておいた方がいいことをたくさん教えてもらえました。そういえば、実演中に聞いたのですが、アマガエルって毒があるそうです。カエルで毒があるのは本州ではヒキガエルとアマガエル類。アマガエルは触った後必ず石鹸で手を洗って欲しいとのことでした。毒がついたてで目を触ると失明の危険もあるとか。

注意した方がいいのは写真。研究についてのパネルに混じって、たくさんの写真が展示されているのですが、その一部に蛇にかまれて体の一部が壊死した写真がありました。
あれは子供には刺激が強すぎ。怖いを通り越して夢に出てきそうです。

ここで一日楽しむというような施設ではないけど、近隣施設と組み合わせて数時間見てまわるにはちょうどいいかも。でもくれぐれも蛇嫌いの人は行かないでね。