川の博物館
場所 埼玉県大里郡寄居町小園39番地 TEL:048-581-7333
アクセス 車:関越自動車道花園ICから8分
電車:東武東上線鉢形駅下車徒歩20分
    東武東上線寄居駅下車東秩父村営バス博物館下車徒歩1分
料金 本館への入場料 大人:400円 学生:200円 中学生以下は無料
荒川わくわくランド 大人:210円 4歳以上中学生まで:100円
アドベンチャーシアター 大人:420円 4歳以上中学生まで:210円
お勧め度 ママ:★★★★(夏に行くには最高!水遊びが楽しそう!小学生なら★5つかな)
子供:★★★★(ゲームがとても面白かった〜。)
許せる
所要時間
自宅から2時間程度だったら行く価値あり!
公式HP 公式HP 地図 公式HPに地図あり
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立派な水車!

川の博物館は荒川沿いに建てられた川の治水や水について学べる施設です。真面目な社会科見学っぽい施設かなーと思っていたんですが、やたらと評判がいい!これは行って見なくてはと7月のむちゃくちゃ暑い日にでかけました。

大きな水車が目印のこの博物館。いたるところに水が流れていて、とても涼しげな雰囲気(^-^)
水車の下にはちいさなプールがあり、小さなお子さん達が大喜びで水遊びを楽しんでいました。
中には洋服のまま遊んでいる子供も(笑) そうですよね〜、この暑さでは、思わず飛び込んじゃう気持ちもよく分かります。親も飛び込みたいぐらいの暑さですしね…。
プールの前には荒川の源流から海までを再現した模型がありました。これはボタン一つでダムの機能を再現できるようになっているらしいです。あんまり暑いからスーッと素通りしちゃいました(^^ゞやってみればよかったなぁ。
 
 
浅いプールなので、
水遊び程度。
精巧に再現してある。
こんな険しいところから流れてくるのねー




 

この日は40度近い猛暑。でも博物館の中なら冷房が効いていて快適です♪
まずはここの目玉展示「アドベンチャーシアターかわせみ号」というアトラクション(というのかな・・・)の申し込みをしました。定員があるので、早めに申込んだ方がよさそうです。
このアトラクションは、座席が可動式になっていて、映像に合わせて動きます。荒川の源流から笹舟の「カワセミ号」に乗って、海まで下るというストーリーです。
これが、とっても面白かった!源流は川の流れが激しいので、それにあわせて席がゴトゴト動き、結構スリリング!途中トンビにさらわれて空の上を飛んだり、お祭りに遭遇したりと、8分ほどの上映時間ですが、飽きずに楽しめます。最後に葛西臨海水族館が見えてきて、海に出て終りです。ホントよくできた映像でしたー(^-^)

入場口。
頭上に赤とんぼが!
吹き抜けになっている
キレイな博物館ですね〜
シアター内部
映像と連動して座席が動く



 

この博物館、展示もなかなか工夫があって楽しいです。資料の数は多くはないけど、見せ方に工夫あり!照明もとてもきれいに当てられているので、見やすいです。
管理人が最初に見たのは鉄砲堰の再現。鉄砲堰とは山の上の方で切った材木を運ぶために考えられた方法です。堰を作り小さなダム状になったところで、材木を浮かべ、堰を切って水の力で材木を一気に下まで運ぶという方法です。人工的に土石流を作る感じ?すごい豪快な方法ですねー!堰を切る時に鉄砲のような音が出ることから鉄砲堰と言われたようです。
この鉄砲堰をなんと博物館内で再現しちゃうんです。広い展示室に作られた鉄砲堰を一気に切って、水が噴出する様子を見ることができます。音もすごい。横のスクリーンでは実際の映像が再現されていて、迫力満点。いやー、これ、すごく面白かったです。
堰を切った瞬間。
水が一気に噴出する
実際の映像が横のスクリーンに



 

展示もなかなか面白かったです。まずは荒川についての展示。荒川って昔は洪水が多い大変「荒い」川だったんですよね。管理人も小学生のころならいました(笑)
その治水や水運の歴史を展示で学ぶことができます。でも治水っていうととっても難しそうな印象ですよねー。でもそれを子供でも楽しく分かりやすく学べるように工夫されています。たとえば治水の歴史は下の写真のような感じで説明があります。
ちいさな窓があって、すだれがかかっています。そのすだれがするすると上がり、なかで小さな人形が観客に向かって説明してくれるんです。ただ説明するだけでなく、観客をお殿様に見立てて、治水の必要性を訴えてきます(笑)なんか小さなお芝居を見ているみたい。結局3つあった江戸〜明治までの治水の歴史を全部見ちゃいました(^-^)

すだれっていうところに
妙にうけちゃった(笑)
この人形は水運の歴史を
教えてくれるよ。
この人形は治水。
「殿!民のために治水を!」

川の周りにすむ生き物の展示もありました。この日はトンボについての展示。恐竜時代のトンボの化石から、現代のトンボまで。顕微鏡でトンボを自由に観察するコーナーもあって、夏休みにピッタリかも(^-^)
いいなー、この化石。 トンボについての展示。 顕微鏡で観察

他にも笹舟を実際に作って、小さな川の模型に実際に流したり、水の力でウレタンを切る機械があったりと、水に関する展示が充実。とくに笹舟を作るコーナーは、先ほどの「かわせみ号」に乗ってすぐだったこともあり、とても喜んでいました(^-^)
ウレタンを切る機械はこの日故障中。夏休み後半なら修理が終わるかも・・・とのことでした。やりたかったなぁ、残念!

笹舟製作中 水の力で切った作品
随分精密に切れるんですねー

 

うちは残念ながらやりませんでしたが、外にある荒川わくわくランドが超楽しそう!
ここは水をテーマにしたアスレチックで、浮力を使って水上を歩いたり、ちいさな船をカヌーのように漕いだり、水圧を利用した巨大水鉄砲があったりと、まさに水遊び天国!これ小学生ぐらいのお子さんだったら、本当に相当楽しめそう。
遠くからのぞいてみましたが、みんなむちゃくちゃ楽しそうに遊んでいました。
子供がもうちょっと小さな時に来たかったなぁ。小学校のお子さんがいたら、すごーくお勧めします!
水にぬれてもいい気候の時に思いっきり遊ぶと最高ですね!親は相当暑そうですが、博物館の敷地内ですから、涼むこともできます。

わくわくランドは別料金 これは相当面白そう!


レストハウスもあって、飲み物食べ物も心配無用。さらに感動したのが、このレストハウスで出される水が、埼玉唯一の名水100選に選ばれた「大和水」なんです。汲んできたものをボトルに入れて冷やしてありますので、自由に飲むことができます。管理人も飲んでみましたが、少し甘味があって、しかもちょっと味がある感じ。川の博物館ならではの粋なサービスだなと思いました(^-^)
※荒川わくわくランドは12月から2月の間は休園です。


 

一回りした後、子供たちは治水ゲームをやっていました。様々な治水対策を自分で選択し、選択によっては洪水が起こったり、逆に全く被害が出なかったりと結果が変わるシミュレーションゲーム。良かれと思った選択が、自然を壊したりと、なかなか興味深かったです。

その後は博物館のミュージアムショップでお買い物。最近の博物館のショップはとてもおもしろいものがあるので、買い物も楽しみの一つです♪
ここで管理人は水晶でできた置物を購入。オオオオハシが石の上にとまっている置物なのですが、石はアメジスト、鳥は水晶、尻尾はラピスラズリで作ってあります。すごーくかわいい!!これがなんと6,000円。安いっ!むちゃくちゃ気に入りました!

この博物館、夏には最高ですね〜。とてもよくできています。
小さなお子さんなら水遊び、大きなお子さんなら、川について学べる博物館。どの年齢層もとても楽しめるいい施設だと思います♪

ゲームもできる シミュレーション失敗
洪水で橋が壊れた〜
川についての図書館もある