パソナO2    


PASONA O2
場所 東京都千代田区大手町2-1-1大手町野村ビルB2F TEL:03-6734-1070
アクセス 電車:営団地下鉄大手町下車B2a
料金 無料
お勧め度 ママ:★★★★(じっくり見ても1時間弱だけど、見る価値あり!大変興味深い施設。中学生以上にオススメ)
子供:★★★★(太陽がなくても育つのかぁ〜)
許せる
所要時間
自宅から1時間30分程度だったら行く価値あり!
公式HP 公式HP 地図 公式HPに地図あり
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なんとなく耳にした覚えがあるパソナO2。近未来の農業を提案していて、確か小泉首相も訪れたとか。ちょうど時間があったので、おもしろそうだから寄ってみるかということになりました。
場所は大手町のど真ん中。こんなところに農業の施設があるということがピンときません。どんなものなんだろ。

ビルの中に入ると「人材派遣会社パソナ」のエントランス。ものすごーーくオシャレな雰囲気。素敵な照明で、むちゃくちゃ立派なロビー。映画みたいだ!
ひぇ〜〜、ちょっと子連れでプラプラ入るところじゃないかも。少し気後れしちゃいました。

パソナO2の入り口が分からなかったので受付の女性に聞いてみると、とってもにこやかに教えてくれました♪気後れしていた気分を回復し、エレベーターを使い地下へGO!

※オシャレなロビーの写真は気後れして撮れず。田舎者です〜(T_T)


  

中は6つの部屋に分かれています。まず最初はお花畑の部屋。中に入ると・・・うわー!なんと、きれいなはすの花が咲いています。中央にはパピルスが。一瞬で地下にいることを忘れてしまうような、光があふれた空間です。ほえー、ビックリ。

よく見ると、はすが植わっている池にはメダカまでいます。
人工的に作られた自然だけど、確かにそこには自然が。ちょっとカルチャーショックを受けてしまいました。

あまりにキレイ過ぎて逆に不自然なぐらい…。こんなことができるんですね。
この部屋は太陽の代わりに白色発光ダイオードが使われています。ランニングコストが安く、熱も発しないので、非常に期待される光源ということでした。


奥では赤、青、緑の光源を当てて、どれが一番植物に適しているかを調べています。パネルに書いてあるよりも、こうやって実際に展示されていると良く分かりますね♪

計算されつくした感じの
ライティング。
メダカだ・・・
感動を通り越してショックだ。



 

あまりの衝撃に呆然としながら次の部屋へ。ハーブが栽培されている部屋でした。ハーブは有効成分を蓄積するために青色の光が必要なのだとか。そのため前の部屋と違い、ここではメタルハライドランプというのが使われていました。研究に基づいて最適な光が選ばれているんですね。ここは手で触ってハーブの香りを楽しむこともできます。窓越しに見る展示ではなく、実際に触れて、香りをかいで、この農場の成果を感じることができます。

次の部屋はなんと稲作が行われていました。ドアをあけると、なんとそこはびっしりと稲が植えられていました。一面にただよう強い草原の香り。密閉された空間のせいでしょうか、香りがものすごく強いです。まるで原っぱで寝転んで土と草のにおいをかいでいるようです。

壁にガラスが使われているせいで、実際の数倍の稲があるように見えます。見事に垂れた稲の穂がすごい。
こうやって人工的に温度や光を調節することで、一年に3回収穫することも可能なのだとか。すごいですねー。ホント、それ以外の感想はでてきません。

ライトがなければ
地下なんて信じられない。
呆然とする子供たち

この部屋を抜けると、今度はトマトが水耕栽培されています。一つの茎から、まるで木のように枝が広がり、天井一面にトマトの実がなっています。周りからはまぶしいほどの光が当てられ、まさに近未来空間!幹の下にはここで実った真っ赤なトマトが置かれていました。
さっきの部屋の草原の香りから一転、今度は新鮮な野菜の香りが部屋に充満しています。とってもいい香りです(^-^)

こんなに育っていいのか?
栄養がいいとこんなになるんだー@@
真っ赤に実ったおいしそうなトマト


 

6つの部屋を見終えると休憩できる場所にでます。ベージュを基調にしたとても落ち着く内装になっています。
壁にも植物が栽培されています。展示方法もとても素敵。和風の素朴な衣装を着たスタッフが世話をしていました。この部屋は将来的にここで栽培された野菜を使ったカフェテリアにする予定だとか。現在はまだ営業していませんが、試食ができるコーナーがありました。早速食べてみることに。
サラダ菜にドレッシングをつけて自由に食べることができました。味は…うーん、予想通りとても新鮮でおいしい。取れたてで葉が活き活きしています。
子供たちは「試食」ということを忘れ結構食べちゃってました(笑)

施設に合ったナチュラルな
雰囲気の内装。
水耕栽培の様子が展示
されていました。おしゃれだー
間違いなくおいしい。 苗もこんな風に栽培されています。



  

とにかくものすごい知識とお金をかけて作った施設です。中で何度「すごいなぁ〜」って言ったか覚えていないぐらい。管理人の住んでいる所は、まだ田んぼもあるし、畑もある。でも農業の未来ってこんな風になるんでしょうか。
食糧危機とか、農業人口の減少とかいろんな要因が重なると、こうなっていくのも必然なのかなぁ。

来る前は失礼ながら、企業イメージをあげるためのショールームみたいな感じなのかなと思っていたんです。でも、農業をやったことのない人にセミナーをやって「農業をビジネスと捉える」活動をしていたり、就農サポートをおこなっていたりと、相当本気で農業に取り組まれているようでした。

正直なところ、あまりに今までの農業とイメージが違うので、管理人の中でこの施設に対する評価が定まっていません。でも、ホント、ここまで農業に挑戦している施設って見たことないかも。
遊びに行く!という感じの施設とは違うけど、子供と一緒に農業や自然について考えるにはとてもいい施設だと思いました。